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JK LOOPER  作者: ネコのうた
2nd STAGE/ループには別の種類があるみたいです。
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120.試しておくみたいです・承けつぎ

現れたのは、天使×6/仏×6/ホブゴブリン×4/アルミラージ×4/トロル×1です。


その半数が、いつものように争いだしました。


この間に、[シンオウ(神横)連合隊]のメンバーが、各々のスキルで攻撃していきます。


私は、当初、


(即席の5人だけで大丈夫かな??)


と、疑問を抱いていましたが…、要らぬ心配でした。


それぞれに、以前よりレベルが上がっていたので。


ちなみに……、


紗凪(さな)さん:武闘家 LV.15


穂積(ほづみ)さん:アサシン LV.15


光沖(みつおき)さん:騎士 LV.16


ヒデさん:シーフ LV.11


壱紀(かずき)くん:戦士 LV.13


というのが現時点での数値であります。


ついでになりますが、


真守(まもる)さん:魔法使い LV.14


琴音:巫女 LV.14


私:魔女 LV.6


マサさん:トラッパー LV.10


ミサさん:錬金術師 LV.5


カナさん:修復士 LV.4


待機組は、こんな感じです。


さて、話しを元に戻しましょう。


敵の六割を倒していったところで、〝ピクッ!〟と反応を示した穂積さんが、後ろを確認しました。


店内に居る私達が、右側を見てみたら、別の人外らが向かってきていたのです。


面子は、わいら(下半身のない緑色の牛)×4・おとろし(下半身がない青色の獅子舞)×4・鴉天狗×6、であります。


このままでは挟み撃ちになってしまうので、私は〝装備を整えて飛び出そうか?〟と思ったものの、もともと【巫女】だった職種が、今や【ウィッチ(魔女)】になっているため、躊躇ってしまいました。


事情を知らない方々に詮索されてしまうと、[タイムループ]や[ジョブチェンジ]に関して説明せざるを得なくなるので。


まぁ、教えても構わないのですが…、ハルカさんによる三重県での一件もあるので、私は踏ん切りがつかないでいます。


横浜中華街の4人を、どこまで信用して良いのか分かりませんしね。


〝覚悟を決めて参戦すべきか〟〝このまま控えておくべきか〟といった具合に、私の思考が定まらないでいたところ、マサさんが飛び出したのです。


その流れで、


「フィクス!」


道路を〝ボコボコッ!!〟と隆起させて、先頭にいた“わいら”と“おとろし”の一体ずつを固定しました。


後方から続いてきた面子は、その二体が邪魔になって進めずにいます。


マサさんが、


「もって20秒だからね!」


五人に声を掛けました。


どうやら、私が、かつて、[玄武門]でくらった時よりも、いろいろと規模が大きくなっているみたいです。


きっと、マサさんのレベルが、あの頃よりも上がっているからに違いないでしょう。


分析していた私の、右隣のカナさんが何かに気付き、


「危ないッ!!」


マサさんに注意を促しました。


カナさんの視線を辿ってみたら、宙に浮いている全ての鴉天狗が、翼を後方に反らしていたのです。


おそらく、スキルを発動するつもりなのでしょう。


予想どおり、この鴉天狗たちが両翼を前へ〝ブンッ!!〟と動かし、最大幅20㎝×長さ2Mぐらいで三日月状の“風の刃”を、マサさんに対して放ったのでした―。


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