まだ、こんなんじゃ、全然
昔の自分が眩しく見えたり
今の自分と比べて
羨ましく感じだしたりしたら
もう終わりだ
そう考えたりしていた時期もあったけど
だんだんと
そうじゃなくなってきたのは
それだけ僕も歳を重ねてきたってことなんだろうな
最近よく自分に問いかける
僕はもう一度
必死になれるのかなって
生きることにだけじゃなくて
青臭くても
夢を求めること
追いかけること
疑いながらでも
まだ本気で
もしも明日死んでしまったとしても
これまでで一番だと
胸を張れるものを残すんだ
僕は今もまだ
そう思えているかな
もしも死後の世界があるとするなら
そこで
下手な言い訳ばかり
並べていそうだな
これまで抱えてきた傷の
痛みや悲しみ
恨みや妬み嫉みが
薄れたなんて実感はまるでない
ただそれを表現する語彙力は
とっくの昔に枯渇していて
元々苦手だった
前向きな言葉なんてのは
なおさら
どこまでも
往生際は悪いし
覚悟も中途半端
貪欲に言葉を増やそうって
姿勢も怪しいくせに
それでも
足りないんだ
まだ まだ
これじゃ
足りない
もっと色んなことが書きたい
伝えたいこと自体は
変わらないのかもしれないけれど
もっともっと
色んな方法や手段や表し方で
自分にはこれ以上はないって
頭打ち感は
嫌ってほど感じているけど
それでも
まだ足りないんだよ
こんなんじゃ全然
足りないんだ
もっともっともっと
って
こんなの完全な気持ち先行で
実際に口だけになってしまっているんだけど