歌で全米を泣かせる女の子が現れた!!その子は自分を魔王の幹部だというが!?
こんにちは。ほいしょい。
私はあなたとほいしょい。
ほいしょいがあなたと私を繋ぐ合言葉。
全米がほいしょいします。
私が歌うとその歌を聴いた人はみんな何故か、涙を流す。
悲しんでいるのか、それとも喜んでいるのか、どんな感情がこもっている涙なのかは分からない。
私は小さい頃に自分のその能力に気づいてからは、
怖くなって、人前では歌わないことにした。
俺の名前はヒロト。人呼んで勇者様だ。
街のみんなに魔王を倒してくれと言われたから、とりあえず街を出たけど、いまいちやる気が出ないから、のんびり旅をしている。
「あーーーーひまだーーー」
「魔王倒せったってどこにいるんだよー。」
「てか魔王何も悪いことしてないじゃん。なんで倒さなきゃいけないの?魔王って名前で生まれたことはそんなに悪いことか?」
一人でそんなことを呟きながら、魔王城的なのを目指して、ひたすら歩く。
すると、どこからか、声が聞こえる。
「ん?なんか、声が聞こえるかもしれない気がする。」
草木をかき分けてその僅かに聞こえる声の方に近づいてみる。
声の主に近づいたのか、段々と声が聞こえるようになってきた。
「これは、歌?いや、誰かと喋っているのか?」
そしてそのまま進むと目の前に大きな湖が現れて、湖に向かって立っている少女がいた。
「女の子?小さいな。あんなに小さな体からあんなに綺麗で遠くに通る声が出るのか。」
しばらく眺めていた。
「それにしても綺麗な声だなぁ。」
そして、歌い終わって、そろそろ帰ろうという感じか、少女が振り向き、目が合う。
一瞬ビクッとしたが、俺の顔を見て安心したように、ホッと息を吐く。
そして俺の横を通ってそのまま去ろうとする。
「すごい、綺麗な声だった、、君の名前は?」
少女は立ち止まって、動かなくなった。もしかしてロボットなのか?
少女の前に移動して、顔を覗きに行くと、
その少女は口があんぐり開いて何が起きたのかわからないという顔をしていた。
そしてやっと正気に戻ったのか、目の前の俺に気づいて、また一瞬ビクッとしたが、なんとかして声を出す。
「聞いて、たの?」
かすかに声を振るわせて少女はそう言った。
「ああ、聴いてたよ。なんだか心が浄化されるような綺麗な歌声だったよ。」
少女は、一瞬何言ってんだこいつみたいな顔をしたが、すぐに、
「あなたは、泣かないの?」
俺も何を言ってるんだこの子はって顔をしてしまったかもしれない。
「泣かない?どーいうこと?まあ確かに心に響くようないい声だったよ。」
少女はちょっと驚いた顔をしていた。
「嘘、私の歌を聴いた人はみんな泣いてしまうの。あなたみたいな人は初めて。」
そんなことを言って、ちょっとだけ嬉しそうな顔をして、また起動する。
「ねえ、お願いがあるんだけど、私の歌、もっと聴いてくれない?」
そう言うと、俺がなにか言う前にまた、歌い出した。
許可は与えてないのだが。
しかし、本当に綺麗な声だ。
そして歌い続ける。
歌いながら、時折こちらの顔をチラッと見ては、とても幸せそうな顔で歌う。
どれだけ時間が経ったのだろうか、日も沈み始め、閑古鳥の鳴き声が響き、空が淡い橙色に染まり始めていた。時間という概念を完全に忘れられるそんな時間だった。多分少女も同じことを思っているだろう。
そして歌いおわって、スッキリしたような顔でこっちを見つめてきた。何かを求めているようだ。
「本当にいい歌だったよ。ありがとう。」
少女はパーーーッと顔が明るくなった。顔の中になにか光源でも仕込んでいるのだろうか。
「誰かに歌を聴いてもらえるのってこんなに幸せなんだね、ねえ、良かったらまた私の歌聴いてくれない?」
俺は、
「俺でよければ喜んで。」
少女はまた、顔を光らせる。ピッカーって。
「そうだ、俺、魔王城目指して旅してるんだけど、良かったら一緒に来る?まあ魔王城がどこかはわからないんだけどね。」
少女は一瞬キョトンとして、クスッと笑う。
「魔王城の場所なら分かるよ。私が案内してあげる。」
なんということだ。これはまさかの収穫だ。
「本当!?それは嬉しいな。お願いするよ!」
少女はクスクスと楽しそうに笑い、
「じゃあ、私について来て!」
と俺の手を引き、ブンブンと振り回しながら楽しそうに魔王城までの道を進んでいった。
ほいしょいしましたか?
どんなほいしょいでしたか?
あなたのほいしょいは素晴らしいほいしょいでしたか?
きっとほいしょいだったとおもいます。
これであなたもほいしょいマスターだ!
これからは自由にほいしょいしていいですよ。
あなたがほいしょいすることを心から祈っています。