第二話 夢の始まり
それは、ある日の出来事。
この世界が、 ‘革命を起こした日‘
「人に、魔法の力を」
この言葉が、世界に広がった。
なぜか?
それは、ある人物だけが、それを使えるようなっていたからだ。
潤野 干支。
績の、おばあたりに当たる人。
その人は、望むことを、現実にする力を持っていた…。
この影響は、後に ローズプロテクター と呼ばれる人々がもつようになる力だ。
バラを守る者。
バラを、自分と指す。
これは、これで、便利なのだが…。
「Let`s go people!!!」
壁に描かれたローマ字。
さらに、他にもわけのわからない文字が書かれている。
それについては触れないでおこう…。
夢の始まり と呼ばれる、水晶が強奪された。
というニュースが、今朝流れた。
私はと言うと、績君へ、届かない気持ちを届けに、墓場に張っていた。
「…あのね、績君…私、貴方のことが好きだった…今頃言うのも…っ…遅いんだけど…ね」
涙声になってしまうわたし…。
彼に、この声は、伝わっているのなら…返事がほしかった。
でも、何秒、何分、何時間経っても、その返事はかえらないことを、誰でも知っている。
それでも、私は、かすかなこの気持ちを、彼の目の前で伝えたかったのだ・・・。
と、その時。
「どけぇぇぇ!!!」
「えっ!わぁ!」
と、私は、その人物に押され、こけた。
もちろんそこには、彼が眠る、墓があり、そこに、倒れ掛かった瞬間だった。
バキンッ!
と、鈍い音が鳴る。
その墓にぶつかるよりも、2,3、秒早く、それが地面に触れて、そこから、神秘的な、サファイアのように深く、それでいて、美しい光を放った。
「ひゃっ」
と、私は、驚いた。
それもそのはずだった。
私は、浮いていたのだ。
周りを見ると、先ほどよりも、少し上から見ている感覚だが、私にとって、それは、ちょっとした恐怖でもある。
なぜなら、浮いているということは、地面に足が付いていないということだ。
つまり、私は、普段慣れているはずの地面を、長時間離れていることによって、不安が、募ることにもつながる。
そのため、怖いのだ。
だが、好奇心も、それなりにあるだろう。
ただ、今は、恐怖と思えるものに、震えを感じていたのだった。




