意外ッ!! それは歴史の新事実!!
♪てーてってー♪
難民たちをパイオツカイデー国に残し、伝説の勇者イブセマスミ、王女フローラル、姫騎士クッコロは【伝説の勇者軍】設立のための旅をつづけたぁぁぁ!!
次に向かったのは……なんとエルフの里だったッッッ!!
「わ。
エルフかぁ……私もこの世界にきて結構立つけど、何気に会ったこと、ないんだよね。
副長型かなぁ……ロードス型かなあ……ちょっと楽しみだなぁ」
伝説の勇者イブセマスミが何を言っているのか、まったくもって解らないったら解らないッッッ!!
ロードス島という島は実在するし、ロードスさんという方も実在するッッッ!!
ゆえに……ロードスという名前で誰かが商標登録していなければ大丈夫なはずだッ!!
なお……副長型に関しては言及を避けるッ!!
「さて……次はエルフたちの住む【DTソツギョー】だな」
まったくもって影の薄い姫騎士クッコロは、地図を見ながら静かにつぶやく……ッッッ!!
【DT卒業】……その言葉に、伝説の勇者イブセマスミはその場に崩れ落ちてしまった……っっっ!!
「【伝説の勇者】!? どうした!? しっかりしろ!!」
「【伝説の勇者】さま!? お気を確かに!!」
「………帰ろう。 どこへだっていい。
ここじゃないどこかへ行こう……きっとそれが【帰る】ってことなんだろうから……」
状態異常【目がナルト】と【どよーん】を患いながら静かにつぶやくイブセマスミッッッ!!。
その姿に……姫騎士クッコロは敵襲を疑い、戦闘態勢に入ったッッッ!!
応じてフローラルは、回復魔法【状態異常回復☆】を使用するッッッ!!
「【状態異常回復☆】、対象【伝説の勇者】さま……せーの、ぽん!
……大丈夫ですか、【伝説の勇者】さまっ!?」
「どうした……何があった、【伝説の勇者】!?」
心配そうに声をかける二人に……【伝説の勇者】は爆発していたッッッ!!
「どうしたもこうしたもないでしょ!?
なんでわたしが初代勇者の【思い出の場所】に行かなきゃいけないのよ!?」
「「 ………思い出の場所………? 」」
ぽろぴれぽろろん(擬音)。
【伝説の勇者】の言葉に、王女と姫騎士は………【アホな子】の表情で小首をかしげたッッッ!!
「ああ、ええと……。
【DT卒業】ってのは【勇者】の国の言葉で……って説明できるかあああ!!!??
初代は何て名前を付けやがるのよおおおお!!」
【伝説の勇者】の渾身の突っ込みは……天にも届く勢いだったッッッ!!
当然それは、静かな森の奥にも届く………ッッッ!!。
「……お静かに、当代の【伝説の勇者】様。
ここは、静謐なる【DTソツギョー】……精霊たちが静かにたたずむ地です」
人差し指を立てて唇に当てる女性……森の木地の中から不意にその姿が出現したッッッ!!
意外ッ! それはあっさり登場しすぎッッッ!
いわゆる笹の葉エルフという姿のその女性、その美しさにその場にいた三人は思わず息を飲んだ……ッッ!!
「(【静謐なるDT卒業】って……どういうこと!? ずっと無言だったってこと!?
あ、イメージしちゃった……自分のイメージ力が憎い)」
「(当代の、ということは……まさか初代さまのパーティメンバーだった方なのでしょうか!?)」
「(立ち居振る舞いにスキがない……まさしく伝説の勇者の従者、あるいはその直近の師弟だな……)」
突然のエルフの姿に、三者三様の感想を抱いていたッッ!!
フローラルとクッコロが畏敬の念で眺める中、ただ一人……伝説の勇者のみが赤面していたっっっ!!
「(てことは……この人が初代の……初体験の人かな……あふっ、やだな……つい連想しちゃって顔が……)」
意外ッ!! 伝説の勇者は代々むっつりであった……っ!!
「ふむ………当代の勇者パーティは、女性のみの構成ですか、なるほど……」
そう言ってそのエルフは知的な、穏やかな笑みを見せるッ!!
その笑みに、フローラルとクッコロは、安堵のため息をついていた……少なくとも敵対的意思は見られなかったからだったッ!!
ただ一人……イブセマスミのみの顔が赤かったッ!!。
「あら……自己紹介が遅れましたね。
もっとも……ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが」
「おお!! やはり伝説の……」
「……はい。
……初代【伝説の勇者】には大変お世話になりました。
名も初代勇者からいただきまして」
「存じ上げていますわ。
そして尊敬申し上げております……最も深い森のエルフ【セイソケービッチ】様!!」
「(……ほぼ確定じゃん!! 【初代】、この人に食い散らかされちゃったの!?)」
その言葉に……むっつりイブセマスミの顔から、火が出ていたッッ!!




