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第八話 新スキル入手

短いです、かなり。


すいません、丁度いい区切りだったので思わず投稿してしまいました。

「きゅう?」


 目を覚ますと目の前に茜の顔があった。

 茜は俺の胸の上に乗って、覗き込むようにしている。そして、俺が起きたのを確認すると可愛らしく首を傾げる。


 俺は寝起きの様に不明瞭な頭でどういう状況なのかを考える。

 そして、思い出す。一瞬にしてガーデに負けた事を。


『起きた様だの』


 俺が気を失う前の事を考えているとガーデの声が掛けられる。

 ガーデは元の竜の姿に戻り、元々いた巨木の根元に座している。


「……まだまだ敵わなかったか……」

『そう簡単に抜かれては堪ったものではないわ』


 俺が負けた事を愚痴るとガーデは老年の戦士が若手に言う様な事を言う。

 それにしても、ガーデに触れることすらできなかった。いつやられたのかも分からない。自分の未熟さを痛いほど実感した瞬間だった。


「俺はまだまだ弱いって事がよくわかったよ」

『む?お主は何を言っとるのだ?』


 俺が自分の未熟さを痛感して呟くとガーデは俺が何を言ってるのか理解できない様で怪訝な顔をしながら呟く。


「何って、俺はお前に勝てなかったんだ。つまり、俺は弱いって事だろ?」


 俺が何を当然のことを、と思いながら言うとガーデは呆れた様な顔をした後溜息を吐きながら呟く。


『はぁ……まさか、気付いていないとわ……いいか?今のお主は全力を出せばかなり強いぞ?人の設定したワールドランクというのに当てはめると戦闘力だけで言えばAの手前といったところだろうかの』

「……それって強いのか?」

『……まぁ、上から数えた方が早いかの』

「そうか」


 俺はどうやらその世界ではどちらかと言うと強い方にいるらしい。

 しかし、それを全く実感出来ない。やはり、負けると言うことは自信を失うものの様だ。


『そういえば、どうやらまたお主のレベルが上がった様だぞ?中々面白い事になっておるから見てみよ』

「へぇ、また上がってたのか。さて、一体どうなって……え?」


 ガーデが俺のステータスを見たのかレベルが上がったことを教えてくれる。その顔が何故か笑っていたのか分からなかったが、その謎はステータスを見ればすぐにわかった。

 そのステータスは……


 ▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽


 マイア ♀ 人間 16歳

 級値:19

 職業:転生者(変更不可職、非公開職)Lv23

 副業:剣士Lv16

 副職:勇者Lv2

 称号:古竜に認められし者

 HP:258/258

 MP:276/276

 攻撃:261

 守備:264

 俊敏:272

 ○スキル○

 種族:獣魂【狼】

 種族:竜鱗【雷竜】

 種族:精霊の友【火】【風】【水】【土】

 種族:天翼【鋼】

 種族:加護付与

 種族:魔性【吸血鬼】

 種族:魔術【空間】【光】【闇】【聖】

 固有:叡智の声

 固有:天啓

 固有:経験は力なり

 固有:絶対記憶

 魔法:生活【A】

 収納【S】

 隠蔽【D】

 偽装【S】

 鑑定【S】

 戦闘術【S】

 状態異常耐性【A】

 友誼

 御返し【B】

 走法【A】

 気配察知【B】

 危険察知【B】

 空間把握【B】

 剥ぎ取り【B】

 投擲【C】

 魔闘変換【D】

 職業:農耕【E】

 職業:収穫【E】

 職業:開拓【E】

 職業:長剣術【B】

 職業:細剣術【E】

 職業:瞬動【D】

 職業:鍛冶【B】

 職業:聖剣召喚

 職業:副業

 職業:経験共有

 職業:マッピング

 職業:念話

 職業:転職自由化

 職業:副職


 △▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△


 レベルが上がっているのはいい、スキルのランクが上がっているのもいつもの事だ。しかし、それ以外に目を見張る物がある。

 一つは[副職]というスキル。これはどうやら[副業]と同じタイプの様だ。違いは『副業]は普通の職業、[副職]は特殊職業という事だろうか。しかし、それもまだ良い。まぉ、そういうこともあるだろうとは思っていたからだ。

 そして、もう一つ。こちらが問題だ。[副職]の自動設定される最初の職業、それは勇者だった様だ。

 どのタイミングで[副職]を身につけたのかは分からないがレベルが一つ上がってあるスキルを覚えている。

 その名も[聖剣召喚]。


 ……うん。まさか、こんなに早く聖剣を手に入れる機会が来るとは思わなかったよ。


 因みに、聖剣や魔剣というのは[聖剣召喚]や[魔剣召喚]などの様なスキルを持ってる人がスキルで召喚するもので、召喚した人と一緒に成長していく武器の様だ。


「えっと……これはどうするべきなんだ?」


 俺はこのスキルをどうするべきか分からずガーデに訊く。


『そんなもの決まっておろうが。召喚すれば良いのだ』


 ……ですよねー。


 ガーデは召喚するべきという意見の様だ。

 まぁ、確かに持ってて損する事はないだろうから普通なら召喚するだろう。

 しかし、今、俺の勘が、[天啓]がこれを行うとまずいと警笛を鳴らしている。


 よし、ここはいつもの……


 エイさーん‼︎助言下さい‼︎


 困った時のエイさん頼みだ‼︎


『返答:……さっさと召喚してはどうでしょうか?意気地なしでないのなら、ですが』


 ……わーお。いつの間にかエイさんが毒舌になってる。


 もしかして、この頃呼んでなかったから拗ねてる?


『返答:拗ねてません。ただ暇だったので八つ当たりしてるだけです』


 ……うん、これからは放置はしないでいよう。あとが怖い。

 ただ、エイさんも召喚して良いといっているわけだし召喚しようかな。


 そこまで考えて、俺はあることに気付いた。


「なぁ、ミツバは何処だ?」


 そう、ミツバが居ないのだ。いつもならこの類の話になるとすぐに訊いてくるのに今回は来て居ないのである。


『あぁ、ミツバなら「修行が足りなかったで御座ります‼︎」と言って魔物狩りに行ったぞ』

「えぇ……」


 修行が足りないってそんなわけ無いだろうに……何故そんなことを思ったんだろうな?

 まさか、俺に負けたから?え?マジで?


 俺がミツバの行動に唖然としていると草木を揺らす音がする。

 音のする方を見ると疲れた様な顔をしたミツバが木々の間から出て来たところだった。


「お疲れ、大丈夫か?」

「えっ⁉︎あ、はい、大丈夫で御座りますよ⁉︎」


 俺がミツバに労いの声を掛けるとミツバは何故か異常に驚く。それはもう挙動不審で完全に怪しい人だ。


 お前は職質された指名手配犯か‼︎


 そのあと再度どうしたのか訊くとどうやら俺が起きているとは思わなかった様だ。

 俺に負けて鍛え直しと言う名の憂さ晴らしをしている事を知られたくなかったらしい。


 ……ミツバでもそういうことするんだなぁ、と少し安心した瞬間だった。


「そうだ、ミツバにも訊きたいんだけど……」


 ひと段落ついた所で俺はミツバに[聖剣召喚]についての説明をして意見を求める。

 その結果は……


「なんと⁉︎マイア殿は勇者のスキルも使えるで御座りますか‼︎是非見せて頂きたいで御座ります‼︎」


 ……すごい食いつき様だった。


 結果、反対が皆無だったので受講する事になりました。


 ……嫌な予感しかしないなぁ……

続き出来る限り早めにする様頑張ります。


……あまり速さは期待しないで頂けると助かります。一月以内には投稿しますから。



そう言えば、ここしばらく投稿してないのにアクセス数がそれなりにあったんですけど、何故ですかね?

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