天気のいい日は鬱曜日
真っ青のアクリル絵の具でべったりと塗りたくった
雲ひとつない空の痛い程の陽射しが
僕の心の雲をかき分け容赦なく降り注ぐ
どうしてこんなにも遠慮なしに
どうしてこんなにもズカズカと
一点の曇りも無い事が
まるで正義だと言ふように
真夏の如き太陽は抗う事も許さずに
後ろ暗い企ても信じ難い善行も
ドロドロと溶かしてアスファルトから立ち上る
全てが遠い昔から
脈々と続く繰りごとの様に
或いは取るに足らない生業の在り様の如く
お前はちっぽけな存在だと
押さえつける
太陽は暴力だ