酔夢の詩人
花沈む世界でまた一人
結局あの満月も「没落」
駄目だったんだ
ねぇそうでしょ?
罪の赤は消えないよ
いつまで経っても
鏡には僕がいる
いつ瞬きするかわかったもんじゃないわ
こんなに目、蒼かったっけ?
沈んでいった花をシーラカンスが蹴散らした
酔夢の世界今日も一人
覚めないんじゃない
覚めたくないの
向こう側の観客を
ガッカリさせるなんて酷いでしょ?
何も知らないで踊ってあげる
変わらない日々に戻りたくないの
この手の赤も蒼の目も潰れた花も
全部全部抱き締めた