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転生終者の覇技生誕〈ビッグバン〉  作者: 仮谷 真生
第一ノ二章  メタモルフォーゼ
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地獄族

しばらく歩き、闘技場についた。


「よし着きました。

 これから、あなたには二つの選択肢を与えます。」


「何でしょう。」


唐突の二択。それでも動じずにしっかり受け止める。


「人型の実験獣(ダミーディース)か、怪物型の実験獣(ダミーディース)にするか。」


「一般的にどのような違いがあるんですか?」


「人型はかなりの意識を持ち、私たち、英傑(サムライ)に似た動きをするわ。

 怪物型は、ファンタジー系のアニメや書籍で見るような、侵入者(ディース)に一番多いシルエットの平均的なものよ。」


「怪物型で。」


もちろん怪物型を選んだ。

少しでも、侵入者(ディース)との戦いに慣らさせておかないと、まずいと思った。

人型との戦いは、もっと知識で戦えるので良いかもと思ったが、やはりまだ慣れていない。


「即答ね…怪物型といっても、さっきの地獄(ゲヘナ)族の巨人とは、格が違うわよ。

 あの巨人は、地獄(ゲヘナ)族といっても、その中の頞部陀(あぶだ)獣という、一番弱い地獄族のコピー。

 今回戦うのは、地獄族の中の三番目に強い、頞哳吒(あたた)獣です。」


油断をした瞬間、死にそうな名前の敵だ。

俺は、すこし身震いをし、冷静な表情になる。


「では、三十秒後に始めます。

 私は、観客席で見ていますわ。」


「意外とすぐっ」


急にもほどがある。

俺はすぐに態勢をとり、お札を取り出す。

そして、能力を思い出すように言う。


「壱、弐、参の世界よ、甦れ。」


この壱は、思い出した順らしい。

なので思い出すのは、剣、魔術、流力(スピリット)だ。

この言葉を放った瞬間、いつものように体が光る。

そして、制服のまま記憶が甦り、剣が腰に下げられていた。

どうやら、複数の世界を思い出す時は、設定しない限り、そのままの服になってしまうらしい。

体からは、魔術のオーラと流力のオーラが少しずつ揺ら揺らと出ている。


体が完全に、力を手にしたとき、目の前に突然ワープしたかのように、怪物が現れる。

その怪物は、まさに足が大きく、地面に足がついた(ドラゴン)のようだった。

色は、紺で毛が体中に纏わり生えている。

正直、神秘的で見るに堪えないということは全くない。


「ウガァァァァァァァァァッ!」


その見た目とは裏腹に、今、禍々しい咆哮(ほうこう)をあげた。


「ふぅ…よしっ」


息を整えた後、俺は左の腰にある鞘から、契約の魔剣(ダーインスレイヴ)を手にする。

そして、初の一人での戦いを始める。

神秘の(ドラゴン)のもとへ走る。

三つの力を手に入れ、混合技で行う戦いへ。



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