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むかし、むかし、似たような話がありました。

村人 B 「おめえ、神様を拾ったんだって?」

村人 A 「そうよ。おらあ、神様ひろっただ。」

村人 B 「それは、神様じゃねえだ。きっと、悪魔にちがいない。さっさと捨てちまいな」

村人 A 「あれは、れっきとした神様だ。本人がいっていたので、間違いねえだ。」

村人 B 「そんなバカなのことねえだ。聞いたことがねぇ。」


村人 C 「おれは、似たような話を聞いたことがある。むかし、むかし、とある星のニホンという国で、都に出てきた田舎者が、川のそばを歩いていると、川の中から声がするので、拾ってみると、なんと、黄金に輝く神様で、それを背中に背負って、田舎に持って帰って、お寺を立てたそうだ。それは、それは、でっけいお寺で、その国でももっとも、力のあるお寺だそうだ。なんでも、すごいご利益があって、その神様をよそに移そうとした、とよ止め ひでいよし、とか、かいのシンゲンとかいうのは、滅んでしまったそうだ。最後に、天下をとった、どくがわ いえやすべー とかいう人は、その神様にいっさい近づこうとせずに、もとあった寺に戻したそうだ。それで、長生きして、天下をとったそうだぞ。」


村人 B 「その話は、ほんとか?」

村人 C 「ほんとだ。その星の国では、有名で、今も、その国で一番立派なお寺だそうだ。たしか、よしみつ寺とか、善光寺とか、よばれているそうだ。しかも、その黄金の神様を、だれも、見ちゃいけねえだ。すごい不幸が起きるだ。かいのシンゲンとか、とよ止め ひでいよし とかは、本当にもう少しで、天下統一できるところだったのに、その神様を自分のものにしようとして、滅んでしまっただ。それを見ていた どく川 様は、その神様に近寄っちゃなんねえ。元の場所に返せって、いって天下をとっただぞ。」

村人 A 「じゃ。この神様どうすんべ。」

村人 C 「とにかく、大事にして、さからっちゃなんねえぞ。おれは、名主さんのところに、知らせにいくだあ。そして、名主さんに、立派な神社を作ってくれるように頼んでみるべえ」


音呆け神様 「村人がなんかいっているぞ、腹がへってきた、やばい、電池も心配だ。どうしようかな。」

   「おーい、腹が減ったぞ」


村人 A 「神様が腹減ったといっているぞ。何を食べるんだろう?母ちゃん、この神様になにか、食べささせてあげてくれ。」

母ちゃん「この神様、何をたべるんだろうね」

村人 C 「お団子、白いお団子に決まっている。月のように丸い丸いお団子 5個に決まっている。」

母ちゃん 「お団子出来たよ。食べてくんろ」

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