パーティーを揃えよう、 もちろん全員女の子でね!
「ってことでー、 近くの町にやってきましたー、イエーイ」
「さっきから誰に話しかけてるの?」
全く、 細かいことに一々つっこんでたらシワが増えちゃうぞ?
「なんですてぇ!?」
心を読まないで欲しい。
「すいません、 そこの勇ましいお方」
おぉっ!この声は女性の声!!
「はいはいなんで……しょうかマダム」
齢100くらいのマダムだった。
いや、 しかしそこは俺よ、 何歳だろうと女性は女性だろう? 例え0才だろうと100歳だろうと丸ッとペロッと頂くのがハーレム系無双異世界転生主人公ってものじゃないか!
「実は近くの泉に“困った”魔物が現れてねぇ、 もしよろしければ追い払って欲しいのだけれど……」
“ ”が使われたときは重要イベント発生の印!
よし、 ここは一発退治してやろう!!
「いくぞ!! ナターシャ!!」
「え!? ちょっとぉ!!……手握っちゃったよぉ……」
前から不思議に思ってたけど、 耳が突然不自由になる主人公ってほんと都合いいスキル持ってるよね、 正直こういう一言聞くと恥ずかしいんだけどっ!!
前世が童貞だったからかもしれないね、 え? 今はどうなんだって?
……それよりも魔物退治だ!!
あれ……?パーティー集めは?
と思ったそこの皆さん!
この物語は“そういう”物語なのです。
そのうち仲間は増えます(続きを書けばの話だけど)