8月15日(レギュラーシーズン)
8月15日、野球ファンの注目は横浜スタジアムに注がれた。シーズン序盤に開幕9連勝を記録するなど絶好調だった東京を横浜が猛追。0.5ゲーム差にまで追い上げた。そしてきのう行われた3連戦最後の試合で、現実世界でも横浜DeNAベイスターズに所属する選手が延長12回サヨナラホームランを放ち勝利。イーストの首位が入れ替わったのだ。
今シーズン最も圧倒的な差がついたと思われた地区だったが、折り返し地点まできてみれば、むしろ10勝球団が2つ存在する大激戦区となった。ウエストとサウスは首位が2位以下に2.5以上のゲーム差をつけてはいるものの、地区優勝へのマジックナンバーを点灯させるには至っていない。ノースについては、きのうはマジックナンバーの変動はなかった。
ノース最下位の札幌は埼玉に0対8と大敗。14試合を終えてわずか2勝と大きく負け越している。勝率は、なんと1割5分4厘。この3年間でも特にひどい成績だ。北海道といえば観光旅行や海鮮料理で人気のイメージだが、どちらも現実世界の北海道に行けばこその魅力であり、バーチャル世界では札幌をはじめとした観光地は求心力を失ってしまっているように感じる。
あくまで現実世界のサマーブレイク中に開催されるつなぎの大会ということもあって、シーズンごとに所属球団が決まるこのリーグ。東京や大阪などの大都市から選手枠が埋まっていくのも無理はない。
この世界には、2種類のプロ野球選手がいる。ひとつは、現実の世界でもプロ野球選手として活躍し、NPBから招待されてプレーしている選手。彼らは「招待選手」と呼ばれ、16球団に5人ずつ配置される。NPB球団がある都市の球団には最低1人はその地元球団に所属する選手が含まれるようになっているが、東京だけは読売ジャイアンツと東京ヤクルトスワローズの2球団がフランチャイズとしているため、地元球団の選手枠は2つ。新潟、静岡、京都、岡山、高松の5球団には地元球団枠がないので、5人全員が完全にランダムであてられる。
もうひとつは、現実世界のNPB球団でプレーしていない選手。彼らは早い者勝ちで各球団と選手契約を結び、この世界でのみプロ野球選手を名乗る。この選手契約は、現実世界とは正反対に選手のほうが球団に契約金を支払う内容だ。バーチャル世界でプロ野球選手になる人生を商品として購入する、という扱いのためである。もちろん、金を払ってプレーして終わりとは限らない。試合での活躍やチームの成績によって賞金が出る場合もある。
純粋にプロ野球選手を楽しみたくて契約する者もいれば、金の匂いにつられてやってきた者もいるし、どちらか片方が良い、または悪いということはないだろう。どちらにせよ、人気球団ほど契約枠は早く埋まるのだ。招待選手のファンが「この人とプレーできるなら」という動機を持っていない限り、地方都市の球団はどうしても後回しにされやすい。バーチャル世界でも東京圏の球団、次いで関西圏の球団が強くなりがちなのには、このような事情がある。
新潟 vs 仙台 ノース3回戦
(ハードオフスタジアム)18:00
仙台 /000 000 000/0
新潟 /000 432 00X/9
埼玉 vs 札幌 ノース3回戦
(ベルーナドーム)18:00
札幌 /000 000 000/0
埼玉 /002 005 01X/8
横浜 vs 東京 イースト3回戦
(横浜スタジアム)17:45
東京 /000 000 021 000/3
横浜 /100 000 020 003x/6
静岡 vs 千葉 イースト3回戦
(静岡草薙球場)18:00
千葉 /001 001 000/2
静岡 /021 000 00X/3
名古屋 vs 大阪 ウエスト3回戦
(ナゴヤドーム)13:00
大阪 /030 001 080/12
名古屋/000 040 020/6
京都 vs 神戸 ウエスト3回戦
(わかさスタジアム)18:00
神戸 /101 000 011/4
京都 /100 000 010/2
広島 vs 福岡 サウス3回戦
(マツダスタジアム)18:00
福岡 /000 000 261/9
広島 /000 000 001/1
高松 vs 岡山 サウス3回戦
(レクザムスタジアム)18:00
岡山 /000 010 030/4
高松 /030 112 10X/8
[ノース]
1/仙台/10勝0分5敗/.667/M10
2/埼玉/6勝1分8敗/.429/3.5
3/新潟/6勝0分9敗/.400/4.0
4/札幌/2勝1分11敗/.154/7.0
[イースト]
1/横浜/10勝0分4敗/.714/-
2/東京/10勝0分5敗/.667/0.5
3/静岡/7勝0分7敗/.500/3.0
4/千葉/6勝0分9敗/.400/4.5
[ウエスト]
1/神戸/10勝0分5敗/.667/-
2/大阪/7勝1分7敗/.500/2.5
3/京都/5勝1分8敗/.385/4.0
4/名古屋/5勝0分9敗/.357/4.5
[サウス]
1/福岡/10勝0分4敗/.714/-
2/高松/7勝0分7敗/.500/3.0
3/岡山/7勝0分8敗/.467/3.5
4/広島/6勝0分8敗/.429/4.0




