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大山鷹一郎の不思議捜査シリーズ

阿修羅~悲しき性~その1

作者:中條真行
最新エピソード掲載日:2026/03/26
九州の地方都市。県警川北署の刑事・大山鷹一郎の部下、羽間賢信のもとに、一通の脅迫状が届く。それは、羽間が過去に摘発したクラブを巡る報復であり、背後には壊滅したはずの半グレ組織「行真会」と、謎の宗教団体「プラーナ・ベイチャック」の影があった。捜査を進めるうち、麻薬と宗教、国際犯罪が結びついた巨大な闇が浮かび上がり、事件はミャンマーを舞台とする内戦へと発展していく。

一方、大山のパートナーで私立探偵の白水かおるは、歴史上の人物・北条政子の転生者として、各地に残る怨念や霊的因果と向き合っていた。やがて大山自身も源頼朝の転生者であることが明らかになり、平安末期から続く後白河法皇との宿命的対立が、現代に甦る。

羽間は自身の家系と行真会の因縁、そして初恋の女性・祥子の運命に直面し、現実と霊的世界の狭間で選択を迫られる。阿修羅の怒り、歴史に翻弄された魂の悲しみ、そして救済。過去と現在が交錯する中、物語は人の業と再生を描き、静かな余韻を残して幕を閉じる。
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