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たーくんと3人の姫

 たーくんは最近、ママとパパと3人で寝ることにハマっている。ちなみに末弟のかーくんはリビングのベビーベッドで寝ている。眠りのエリートだ。




 たーくんは最近お話が大好き。寝る前にいつもお話をせがむのだが、ママは童話をあまり知らないらしく、テキトーな話を作ってばかりいる。




マ「たーくんは勇気があるので、捕まったママ姫を助けに行くことにしました」




 今日もまた、よーわからん話が展開しているようだが、たーくんは『姫』という言葉を大変気に入った様子である。




た「ママひめ〜、つぎのおはなしして〜」




 と、お話が終わったにも関わらずママを姫扱い。ママ姫もたいそうが気分がよろしいようだ。しかしたーくんはこれでは終わらない。




た「たーひめ、まだねんねしない〜」




 まさか自らも姫を名乗るとは。意外性ナンバーワンの称号は伊達じゃない、うずまきナルトもびっくりだ。




た「パパひめは、かわいくないね」




 いやそんなこと話してませんわ!! 姫でもありませんわ!!

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