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たーくん、貼り付ける
た「さんさい、ぺた」
最近たーくんは、パパの肩あたりに何かを貼り付けてくる。曰く、さんさい。なんのこっちゃ、と思っていたら
た「パパに、さんさいぺた、したから、赤ちゃんになって!」
なるほど、『さんさい』は3歳のことか。確かにさっきパパに年齢聞いてきたもんなあ。
パ「ほんぎゃあ〜、ほんぎゃあ〜」
とりあえず泣いてみる。たーくんは満足したようで喜んでいる。ふぅ、と思って気を抜き泣き止んだら
た「パパ! さんさいやって!」
いや3歳になったらもう赤ちゃんちゃうぞ、なんなら君まだ2歳やぞ。ちょっと疲れてしまったので
パ「さんさい、ぺり」
と言って肩から剥がすマネをすると、たーくんは鬼の形相へと変わり
た「さんさいーー!! つけてー!!!」
と、逃げるパパに対して鬼の追走を見せる。結局、ご飯の時間になるまで執拗にパパを狙ってきた。『どうしても、パパを3歳にしたい』。何が彼を突き動かすのかは、未だ解明されていない。