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ボタニカル

ひまわり

作者: あいなめ

梅雨がもうすぐ明け

夏が近づいてきます

ひまわりの季節です


まだつぼみは見えませんが

既に天に向かって

大きく伸びていっています


最近は膝丈にもならない

可愛らしいひまわりを

見かけることもありますが


やはりひまわりと言うなら

見上げるほどの高さに

大きな花をつけてほしい


太陽を追ってその花の

向きを変えるというのは

俗説にすぎませんが


それでも夏の強い日差しに

しっかり向き合い立っている

それは間違いないのです


見つめてくるものを

恥じらうことなくしっかりと

見つめ返している


そんなひまわりの強さは

私が望んでもけして

得られなかったものです


かつて一面のひまわり畑に

悲しい物語が埋められた

そんなことがありました


そして人は学ぶことなく

同じような悲しい話を

そこに埋めようとしています


それでも人の営みに

係ることなくひまわりは

太陽を見つめ続けることでしょう


あともう少ししたら

ひまわりが誇らしく咲く

そんな夏になります


きっと今年も……

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