小道具解説(順次更新)
ヴォータル連邦
主国をヴォータルとする連邦制国家。古来より強大な資源と軍事力を武器に「戦争をしない時はない」と揶揄されるほどの軍事大国であり、連邦制国家となったのも侵略した結果によるもの。最終的には一大陸すべてを支配下に置く事を目的とする。その反面、加盟国家に於いては支配下に置く事を条件に自由な政治体制を保証しており、戦後の再建も伴って経済水準の大幅な向上を果たした国家も存在する。
アーレイ共和国
ヴォータル連邦とはエマンスド海峡を挟んでの位置。現在、ヴォータル連邦の一国であるミレー王国から過去に分離、独立した経緯を持つ。基本的には中立、自国防衛主義ではあるが強大な軍事力と高い技術力を持ち、戦略兵器を補うようにして充実する通常兵器は非常に強力である。
ピーピング
第108戦術偵察部隊、強行偵察飛行隊の通称。戦術航空軍の虎の子、R-45SP偵察機を用いる唯一の飛行部隊である。その任務の性質上から「覗き屋」を意味するピーピングと呼ばれるようになった。
バックコフィン
マキナ後部座席の通称。独特なリクライニングと電子戦操作機器により非常に窮屈であり、視界がほぼ上面しかない事からその名がついた。コフィンとは棺の意である。
Rゾーン
エマンスド海峡上空の空域を指す。中でも互いの国家の突き出した半島に挟まれた直径約300キロで空戦が頻発する。制空権が不安定な海上での撃墜はほぼ死を意味する事、海上艦艇からのSAM攻撃等の総合的な脅威度から名が定着した。Rはレッド(血、異常を示すランプ等と様々)を意味する。最優先攻撃目標、絶対防衛地域と双方が最重視しているエリア。
ボックス基地
ヴォータル連邦のノイーヌ半島最後部に位置する連邦戦術航空軍基地。非常に大規模かつ軍事的な重要度が高く、唯一性の高い部隊が配備されている。特徴的なのは主に地下構造を主としている事であり、一つの小規模都市程度の機能を持つ事。その為、前線基地の人員が休暇を利用して訪れる事もある。
ロストフィフティー
ミレー王国のバルダッサ地方に位置するバリエンテ社が生産するブランデーの銘柄。一族の小規模な経営ながら送り出すブランデーの数々は高い評価を受けている。その反面、生産数は限られており、市場での価値は非常に高い。中でもロストフィフティーは半世紀もの時を熟成された古酒がブレンドされたトップグレードであり、非常に価値が高いとされている。
ディーヴァ
ミランダシガー社が製造、販売するたばこの銘柄。ブランド。女神をモチーフとしたブランドロゴが非常に有名である。メンソールはラインナップになく、ノーマル、スリム、スーパースリム、エンハンスドスリムのラインナップであり、後半になるにつれて細く長くなる。それぞれホワイト、アリスグレー、スレートグレー、ティールブルーのイメージカラーを持つ。紅茶を焦がしたような味と形容される独特の風味を持ち、愛煙家が多いヴォータル連邦でも好き嫌いが非常にはっきり分かれるのが特徴。