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詩、あるいは詞

街を歩けば

作者: 志賀飛介

街を歩けば

棒に当たるわけでもないけど

棒に振った日曜を取り返すための月曜

晴れてよかった


平日の昼間でも賑わう繁華街

サラリーマン

子連れの母親

老夫婦

僕は浮いてないだろうか

足下を見て歩いた


街を歩けば

街を歩けば

人の声が聞こえて少し気になった

僕じゃない色んな人がこの街では生きている

改めて思った


歩道と車道と行き交う人の群れ

右折待ちの自動車

人並みを縫って走る自転車

工事現場のフェンスの向こうにクレーン

その時ばかりは空を見上げた


街を歩けば

街を歩けば

それぞれの生活が交錯して見えた

彼らにとって僕はどこにいるんだろうって

思った


街を歩けば 街を歩けば 街を歩けば・・・


この街の景色に溶け込むにはまだ少し黄昏れすぎているから

この先何年もが過ぎ去って僕が景色の一部になったとしたら

僕は一体どんな風にこの街を歩いているだろう


たまに街を歩くといいですね。


道行く人がシャッタースピードを遅くして撮った写真みたいに見えたり、バス停でバスを待つ人目線を想像してみたりするとなんだか不思議な気分になりますよね。『あれ?今歩いてる僕は誰だろう?』みたいな(笑)


なんかいいですよね、そういう感覚。ミュージックビデオ感(笑)


はい。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 外出したくなる詩ですねー。 街の景色がよい。
2017/11/01 23:21 退会済み
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