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第1章 07 旅の道中にて
「なんてな」
ノトの妄想は置いておき、旅に同行することになった。
「なぁあんた名前は?」
「ノトって言います」
「俺はレスカな」
「レスカさん、よろしくお願いします」
「あぁ、こちらこそ」
馬車に揺られ、行くこと3日。いろいろあった。
いろいろね。
例えば、
2日目。渓谷を通っていた馬車は目の前から歩いてくる人を見た。
「おい、止めろ」
レスカが言うと馬車はすぐ止まった。
「あいつらは先に行ってた俺の仲間だ」
しかし、前から歩いてくる人たちには生気というものが感じられない。
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