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?「クエッション」
「さてそろそろやめないか」
二十分に及ぶ戦いのせいで何に対して戦っているのか忘れた時僕は言う
額に大粒の汗が浮かぶ
それに対してイイナは息一つ上げずこちらを青眼の構えで見ていた
その長い腕がぶらーんと床に付けるように力を抜いて立っているのが怖い
「終わりですか、リンタ君」
どこのキャラだよ、という事を言うが脳が焦りすぎてそれすら突っ込めない
「えーーとつまりあなたは、その機械が観たいと」
そう言うとやっといつもの天真爛漫、自暴自棄の彼女に戻る
キャラの崩壊を彼女に見た