表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/9

怪事件は突然に 恋のコーヒーは警部に傾く編~

警部は走っていた

最近噂されている怪盗「ブラック・フォックス」

の情報を掴むため自らも動いているのだが、さっぱり出てこない

そろそろダメかと疲れたので喫茶店に入るとコーヒーを頼んで席に着く

そこには先客がいて軽く警部に手を挙げると会釈した

警部もそれに合わせると向かい側に坐る

男は薄汚れたコートに身を包み帽子をかぶっていて、怪しい不陰気をさせていた

「で、情報は」

警部は単刀直入に聞くと

男は急かすなと言うように手でまーまーとさせてから

ひどくくさい口を警部の方に近づけた

「実は、、、」

そこで白い制服のウエートレスが来たのでどちらともなく席に直る

絶対的に怪しい光景だが

慣れているのか商業スマイルを崩さず

そのまま帰っていく

警部は知らない

裏方でこの女がいかにいい放送局となるか

そしてそれをこの男のような情報屋が買い取るか

男は改めて、警部に口を近づけた

はたから見れば怪しい関係に見えなくもない

鉈警察殺人課部長とダーク通りの情報屋の恋

一つ映画ができそうである流行るかどうかは分からないが、、、

「女だ ブラック・フォックスは」

男はそう言うと

席を立とうとした

「おっオイ」

呼び止めようとして、肩をつかみ

バランスを崩し倒れこむ二人

それを厨房の陰から

手で覆った顔とは別に、見事に空いた指の間から

ばっちり がん見した、ウエートレス

次の日 警部の危ない恋がなぜ広まったか警部は知らない


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ