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転生したけど

不愉快な表現が多いですので、お気をつけください

俺はマルス・J・アインシュタット、16歳


長い話は嫌いなので簡単に説明すると地球から魔法が飛び交う異世界に転生した日本人だ。


最初は魔術があることを知り浮かれたが、産まれた先が誰が見ても分かる様な悪徳貴族の長男と気付いた時は落ち込んだ。


父親は一言で言うと成金デブ、母親は高飛車ガリだ

俺は絶対に太りたくないと思いと、魔術への好奇心から剣術と魔術に力を入れてきた。そのおかげか思ったより普通の体型を維持しているんだけど…如何せん顔つきが悪い。あきらかに調子に乗って他人を見下してる人間の顔だ。


弟と妹も半端ない…弟は成金デブの小型バージョンで妹は体型はバッチリなんだが性格が悪い、いや…傍からみて性格が悪いのは俺も含めて家族全員か。とりあえず我儘で下町の一般市民をすんごい下に見てて「汚らわしい」と普通に言ってる。


んで、ずっとこんなところで奴隷の躾け方や一般市民は使われるしか脳がないから我々が使ってやっている、生かさず殺さずが搾取のコツだ、なんて教育をずっと受けてきたから俺の性格も10歳になる前に悪くなってきてしまった。

自覚出来てる分マシだと思いたい。


さらに手がつけられないことに我がアインシュタット家は悪徳貴族の中でも筆頭で小物悪徳貴族を率いている立場だ、なので自然と俺の周りにはおべっかを使う奴等が多く、そいつらを都合の良いように使ってるのが現状だ。

もちろんそんな俺の後ろで常に金魚の糞のように纏わりついている奴がいる小物貴族の息子君が二人いる。グレイ・K・マクダンとイアン・G・ネメシスだ。


この二人の親同士が仲良く、しかも父親の取り巻きだってんで5歳頃から俺の取り巻きになった可哀想な奴らだ。昔から一緒にいるが出会った頃はおデブさんだった。これから俺の近くにいる奴が醜いのは嫌だと思ったので、そこそこ腕の立つ冒険者を雇って魔物討伐に一緒に行っていたら中々の体型と実力になった。(冒険者には貴族の道楽と思われてただろうなぁ)

もちろん当初は二人とも汗と涙と鼻水でとんでもない顔になっていたが今では良い思い出だ。

俺の実力?

昔から鍛えてんだから二人がかりで来られても勝てるさ

流石に無傷とは行かないがな


もう一人紹介しとく奴がいる。

今通っている魔導学院に我がアインシュタット家と代々いがみ合っている正しい貴族の息子ベイル・A・シュトラウスだ。


なんとも奇妙なことに同い年どころか誕生日も同じだ。正義感に溢れていて真面目で市民を守るのが貴族の役目だと素で豪語していやがる。もうコイツが主人公だろって感じだ。


コイツ見てるとムカつくから、学院でついついチョッカイ掛けてしまうんだよな…決闘になることも多いがもちろん負けたことはない。(主に先に剣を抜くように仕向ける)

ただし筆記では負け越している。大抵はベイルが一位で俺が二位だ。

ふむ、いかんな…話が長くなってしまった


明日は魔術概論のテストなのだ。勉強しなければ!


そして勝って嫌味を言ってやるのだ


「ククク…待っていろベイル」


俺の顔はそれはもう悪い顔をしていることだろう。

弟はザイル15歳、妹はエレン14歳


主人公は中途半端な悪ですよー

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