嫉妬の思い
そういえば、私、主人公の名前を言うのを忘れてた。
私の名前は飯田 はるか。
春生まれだからかな。
私1週間風邪で寝込んじゃったの。
親友の春菜は昨日お見舞いに来てくれた。
春菜は私にとって大切な存在。
だからお互い信じあってるんだと思う。
今日は待ちに待ったクラスで遊園地なの!
昨日ギリギリ風邪が治って安心したんだけど、
春菜が今日は朝からなんか冷たいの。
無視されてる感じ。
私、なんかした?
「はーい、みんな集まってー!学級委員、みんないるか人数数えて!」
私、そういえば学級委員だったっけな。
めんどくさいな。
「はーい(-o-)/」
もう一人の学級委員は春菜の彼氏、和也くん。
なんか最近縁があるみたい。
「1、2……きゃっ!」
誰かと強く肩がぶつかった。
誰?
私が振り向いた後ろには春菜しかいない。
もしかして…春菜?
私がずっと見ていると、春菜がこっちに気づいてほほえんだ。
「どうしたの?はるか」
やっぱり…気のせいかな?
確かに春菜があんなことするわけないよね。
だって私たち親友だもん。
そう、信じても…いいんだよね?春菜……。
「何ヘラヘラ笑ってんのよ。…………絶対、不幸にしてやるんだから。」
「じゃあみんな揃ったことだし、バスに乗りましょー!その前にバスの席替えをしまーす!」
えっ男女で隣ですか?!
春菜には悪いけど和也くんと隣になれますよーにっ!
「八番…か…」
「じゃあ、自分の席のところに座ってね!酔う子は窓側にしてあげてね!」
ああ〜私酔うんだった。
仕方ない。
和也くんじゃなくても触らなければ大丈夫だから。
でも遊園地楽しみだなあ〜。
観覧車乗りた……
「はるかちゃん?」
えっ隣、和也くん?!
春菜ごめんなさいッ。
でもよかったあ〜。
「…………」