星の世界?
しばらく黙ったあと彼が「変なこと聞いてごめんね。もしそんな世界があったら君は行きたいのか聞いてみたくて。」少し寂しそうに彼は呟いた。「もしそんな世界があるなら私は行きたいかな。苦しみや悲しみがなければだけど…」「苦しみや悲しみ?」「うん。もしそんな世界があったらいいなって思うから。」「悲しみはあるよ。みんな悲しんでる。」みんな?誰のことだろ?「父さんが行ってた昔は悲しみはなかったって…」なんの話してるんだろ?「君ならみんなを笑顔にしてくれるって思ったんだ。だから声をかけた。」「みんな?誰のこと?」「君はいつもみんなを見てくれる」ますますわからない…みんなって誰?私は何を見てるの?「君は今の生活楽しい?」楽しい?楽しくない…いつも嫌味言われて自分に自信なくして…「楽しくない…」「じゃあなぜいるの?」いる?どこに?私は彼をじっと見つめた。「ずっと探してた。ずっと君のこと。」「私達会ったことあるの?」「うん。君が小さい時…その時の君はとても幸せそうだった。今は幸せそうじゃない…」「なにが言いたいの?」何故か私はイライラしていた。「幸せになりたいなら…」「やめて…」「えっ?」「私が幸せじゃないからからかったの?幸せになるかならないかは私が決める。あなたにいろいろ言われたくない…」気がつくと私は泣いていた。知らずに涙があふれていた。「泣かすつもりなかったんだ。」「私…帰る。」私は席を立った。「待って!僕はただ…」彼は私の手をつかんだ「離して!」私はその手をふりはらった。「また会いに行くから!」「もう会わない!!」私は喫茶店から逃げるように家に帰った。なんなのよ。私はその夜一晩中泣いていた。




