突然の質問
次の日、私の頭の中はあの人のことでいっぱいになっていた。電車に揺られてもぐちぐち文句を言われても何故か頭からあの人が離れない…私どうしちゃったんだろ?こんなこと今までなかったのに…あの人と出会ってから私の心がおかしくなった…日曜日はあの人とデート…考えるだけで顔があつくなった。いつもは日曜になるのが長く感じるのに、今週はあっというまに来てしまった。前の晩、鏡をずっと眺めてしまった。待ってる間心臓がドキドキして飛び出しそうだった。五分前になった時「待ったかな?」あの人が現われたいつもと何故か感じが違うように思えた。「待ってないよ。私も来たとこだから」って嘘ついちゃった。30分も前についてたのに。「じゃ行こうか?」彼はスタスタ歩きだした「待って!何処行くの?」「君が大好きな場所」「は?」意味がわからないまま私は後を追いかけた。しばらく歩くとプラネタリウムにたどり着いた。「ここ?」「そだよ中に入ろ?」中に入り上映が始まった。『綺麗…こんな星空を家でも見てみたいな…』私はうっとり星空を眺めていた。彼といるのもすっかり忘れて…上映が終わっても私はしばらくうっとりしていた。「すごくよかったね。」彼に声をかけられてわれに返った。「ごめんなさい。なんかうっとりしちゃってた。」「いいよ。気にしないで…すごく好きなんだね?」「うん。星は大好き!都会じゃあんまり見えないけどね。私の部屋からは結構見えるんだよ!だからあの部屋を借りてるの!」私は少し興奮気味で一気にしゃべった。彼は少しきょとんとした表情で私を見てた。恥ずかしい。なに興奮してんだろ。「上映も終わったし近くの喫茶店でお茶しようか。」「うん…」私は顔から火がでる思いだった。なにやってんだろ?喫茶店に着き注文をしたあと彼が「今日はありがとう。付き合ってくれて、嬉しかったよ。」「私も好きな所に連れて行ってくれてありがとう。」「星が好きなのは僕も同じだから。」そういうと彼はじっと見つめた。何?なんで見てるの?すごく恥ずかしくて下を向いた。「君は星の世界に行きたい?」「へ?」何?意味がわからない。どういうこと?「ごめん…変なこと聞いて。」「別にいいけど…」しばらく何故か彼は黙ってしまった。私といるのが楽しくないのかな?しばらくお互い黙ってお茶を飲んでいた。




