魔道皇子、帰国する
・このお話はフィクションでファンタジーです。
大事をとって数日休んだアラステアがようやくヴァージルの許可を得て部屋を出た時には、すでに周囲は動き出していた。
数百年ぶりに目覚めた大聖女レラリアが、魔王を復活させようとしていた教皇を含めた教団上層部に罰を与えた。その際に解けてしまった封印を、たまたま居合わせた一級冒険者が彼と契約している精霊とともに再度封印したということになったらしい。
実際はほとんど解けかかっていた封印をアラステアが最後に破ってしまったのだが、そこは大きな声で言わなければばれはしない。なにしろ大聖女レラリアが張った結界を、たかが一介の魔導士ごときが解けるとは微塵も思われなかったからだ。そこはちょっと安心する。
そしてシャムロック魔道帝国からは、今回の手柄は冒険者アラステアのものであるが、帝国の皇子であるということを公表することだけは求められていた。つまり、魔道帝国からレストラーダ聖王国に恩を着せるつもりはないが、アラステアの後ろには自分たちがいると知らしめろと言っているのだ。さりげなく後方支援をしてくれる家族には感謝である。
魔王生誕の地で大聖女の結界が解け、魔王が復活しかけたという衝撃的な事件は各国に素早く情報共有されたが半信半疑であるらしい。いや、判るよ。突然、魔王だの精霊だの二百年ぶりに目覚めた大聖女だのと言われたら、アラステアでもすぐには信じることができないだろう。
そのためなのか神々しい獅子の精霊をレラリアのそばに置いておこうとする輩はいたが、レスタは彼らを無視してアラステアから離れようとはしなかった。見ていて面白いほど、引き離そうとする連中を穏やかにあしらっていたのだ。
一度だけ、レスタが不機嫌になったときがあったが、それは人と精霊の契約について言及されたときだけ。やはり人と精霊の契約を明確にするまえに精霊という、それまで付き合いのなかった存在が出てきたことの弊害が浮き彫りになった形だった。
「精霊との契約の詳細は魔道帝国から発表されたほうがいいわよ。うちの国だと宗教色が強くて、いらぬ誤解を与えてしまうかもしれない。精霊と契約するにはレストラーダ教に入信しなければならない、なんて言われたら大変だもの」
まもなく褒賞の授与式に入場するという段階になってようやく顔を合わせたレラリアは、アラステアの話を聞いてそう返してくる。レラリアは優秀な政治家でもあるらしく、愛らしい容姿を持ちながら人心を読み、それを自分の望む方向へ誘導する術を心得ていた。
「アラステア君はたまたま報酬を受け取るためにこの国にいて巻き込まれたの。あなたたちがいなければ、世界は大変なことになっていたわ」
不穏分子が一掃された神殿騎士たちが見守るこの場で、レラリアは慈悲深くほほ笑みながらアラステアを見上げる。
「公には言えないだろうから、今ここで感謝を伝えます。わたくしを助けてくれてありがとう」
白いドレスを身にまとった大聖女が頭を下げると、周囲に立っていた神殿騎士もそれに倣って一斉に膝をついた。レラリアに従っていた一部の男たちは驚いて固まっているところを見ると、まだまだ国内の不安定さは残っているのだろう。
長い年月を生きてきただけあって、レラリアは言動一つで二つも三つもなにかをなし得ようとする。
今回も自分たちへ感謝するだけでなく、神殿騎士たちを完全に把握していること、そして大聖女がひざを折ってまで感謝することを事前に知らされていない者たちに、お前たちはレラリアに信用されていないのだという警告が含まれていた。
「普通に感謝されたいと思うのはわがままかな」
遠くを見ながらぽつりとつぶやくと、同じことを思っていたらしいジークとヴァージルが同時にうなずく。逆に精霊たちは意味が分からないと首をかしげていたが、可愛らしいので癒されるだけだ。
ここに信仰の厚い信者がいたならば不遜な態度だと激高したかもしれないが、レラリアはそれらをすべて周囲から排除しているらしく、アラステアたちを責める者はいない。これまでと比べたらものすごく寛容だが、レラリア曰く「大聖女が崇める対象になっていて驚いた」らしいので、まだまだこれから意識を変えていくのだろう。
式典は厳かに、それでいて静かに執り行われた。レストラーダ聖王国の新たな上層部と周辺国の代表が集まったそこで、大聖女レラリアが魔王大戦での勇者と同じようにアラステアたちと同じ位置まで下りて働きを労う。
褒美はほぼ金というありきたりなものだったが、聖王国側が提示する内容が、アラステアたちにとって意味のないものが多かったのだから仕方がない。なんだ、精霊を大聖女の使いとして認めてやるって。レスタは私のものだと切れなかったのは本当に偉いと思う。
とりあえず『寄り道せずに、なにをおいても、まっすぐ魔道帝国に帰ってこい』という長兄からの伝言を、式典に出席した外交官から本人そっくりの言い方で受け取ったので素直に聞くことにした。
「帝都に帰ったら俺は休むぞ。城には上がらないからな」
無事に神殿を出発し、この一週間でげっそりとやつれたヴァージルが馬上で愚痴を言っているのを全員が生ぬるい目で見守る。魔力を限界まで使い切って倒れたアラステアを心配した家族からの圧力が凄かったらしい。連絡をとるのが仕事だし、アラステアの勧誘に乗ったのは自分なのだからと言い聞かせていたようだが、さすがに今まで所在地を送るだけで本国からの連絡を受け取らなかったのが悪かったようだ。
「ありがとう、ヴァージル。助かった。父にはエーレクロン王国に行く許可をもらっていたんだけど、兄さんたちは心配しすぎなんだよ。これでも一級冒険者なのにな」
思いっきり走りたいとうずうずしているジスレの首を叩きながら、帝国へと向かう三人と二匹が最速で帰国するために移動する。エーレクロンの軍馬は騎乗している人間よりも元気で、この移動もアラステアの体力に合わせているのだ。この中では一番若いんだけどな……とへこんだのは仕方がないだろう。
やがて街道が整えられ、人々の往来がにぎやかになってくる。街の雰囲気も清潔で美しいものに変わり、人々も活気にあふれていた。市場を見ると新鮮な野菜や種類の豊富な魚肉類が並んでいて、一目で他国よりも裕福なのがわかる。
「エーレクロンも住みやすい国だと思ってたけど、アラステアの国も面白そうなものがたくさんあるねぇ」
ジークの肩の上でロイが目を輝かせると、レスタも青い目を細めて笑いながら見上げてきた。
「ここがそなたを育んできた国か。素敵な場所だな」
レスタの言葉がうれしくて、全身に力を込めながら抱きしめに行こうとするのをこらえる。本当は人目も気にせず愛を叫びたいくらいだが、大切な精霊のためにもここは我慢だ。せっかく人々の視線が驚きと好奇に満ちたものだけなのだから、自分の欲望のために精霊を愛玩動物だと認識させるわけにはいかなかった。
「思った以上に敵意が少ない」
少し警戒していたらしいジークに、廃退的な妖しい雰囲気を漂わせていたヴァージルが小さく鼻で笑う。
「もともと精霊の存在を知らなかったからな。それに自国の第三皇子が精霊とともに魔王復活を阻止したという事件は、この国でも話題になっていたから偏見は少ないだろう」
今もアラステアが顔を晒しながらも誰とも目を合わせずに馬を進めているのは、自分のそばにいる生き物が精霊であり、大切な仲間であるという宣伝のためでもある。
大聖女レラリアのおかげで『人とともに戦った精霊』という情報を真っ先に人々が知ることとなり、『人を食っているから寿命がない』や『新しく生まれた魔物である』といった嘘の情報がまだ流れていないために友好的なのだろう。
「宿はどうしようかな。いつものところにしようか。それとも第三皇子として見栄を張ろうか」
ふるさとに帰ってきて気が抜けたのか、ゆるい感じで言葉を紡ぐアラステアに周囲に意識を向けていたジークが言った。
「迎えが来ているんじゃないか?」
完全に護衛の仕事を放棄して気を抜いているヴァージルとアラステアは、ジークの言葉で街の中央広場に展開されている騎士団の整列にようやく気が付く。
「うぇ? エグバート兄上?!」
驚きで固まる二人をよそに騎士たちは花道を作るように並びなおし、抜刀して刃先を地面につける。さらに外側の騎士は一糸乱れずに右手を腹に当てて頭を下げる略式礼をとった。
「うわ~、凄いねぇ」
見事な動きにロイが喜んで手をたたき、ジークは礼儀に則って下馬すると慣れた様子でこちらもマントの前身ごろを後ろに流して、腰に下げた剣と両手をあらわにする。
正面に立つ美丈夫は腰まである黒髪に翡翠の目を持ち、厳めしい表情のまま微動だにせず冒険者一行を迎えていた。ジークの動きに我に返ったヴァージルが無表情のまま同じく馬を降りてジスレの手綱を受け取ると、アラステアは小さく息を吐いてからレスタを伴って近づいていく。
「ただいま戻りました……で、いいんだよね?」
あまりに物々しいので捕縛されるんじゃないだろうか、と微かな不安を覚えて小声で問いかけると、第二皇子は目を細め口角を上げて笑った。
「無事でなにより。皇太子殿下が首を長くして待っているぞ」
体躯に似合う男らしく硬い声を聴くのも久しぶりだ。笑うと悪役顔になるとひそかに気にしている次兄は、外でめったに笑わないのに堪えきれなかったらしい。末っ子で兄二人に甘やかされている自覚があるので、アラステアは嬉しさに笑いながらエグバートにレスタを紹介した。
「彼が私の精霊レスタです。レスタ、私の二番目の兄のエグバートです。迎えに来てくれたんだって」
美しい姿勢で座っているレスタと高身長で体格のいいエグバートの視線があった。
「アラステアと契約した精霊レスタだ。よろしく頼むよ」
「……アラステアの兄のエグバートです。弟がお世話になっています」
レスタはいつも通りなのだが、エグバートのほうはレスタとの距離感や立場が明確ではないせいか、言葉遣いがぎこちないあいさつになる。一瞬間が空いたのは、膝をついて視線を合わせるべきかどうか迷ったらしい。
「あとは新しい仲間ができたけど、あいさつは落ち着いてから。まずはいい加減広場を占領するのをやめようか。はい、解散~」
フル装備の騎士が三十名ほど整列しているのは威圧があり、街の人々が遠巻きに眺めているのでさっさと移動することにした。アラステアの号令にエグバートも片手を上げると、一部を除いた騎士たちが素早く撤収していく。
彼自身が帝国最強の魔導騎士ということもあって護衛二人と側近一人が残ってジークたちと合流した。
「エーレクロン王国青騎士団、精霊騎士ジーク・フィールドと申します」
帝国の騎士とは形の違う騎士礼にエグバートは握手のために手をさしだす。
「シャムロック魔道帝国第二皇子エグバート・ドルース・シャムロックだ。魔導騎士で騎士団長をしている」
すんなりとあいさつを交わした二人は身長も体格もほぼ同じだ。二人とも威圧感があり、傭兵団のアスカム団長とあいさつした時と空気が似ていた。そう考えるとエグバートは老け顔なのかもしれないと、どうでもいいことを考える。
「こんにちは。ジークと契約している精霊のロイだよ。アラステアのお兄ちゃん、よろしくね」
ジークの肩の上でいつものようにあいさつをしたネズミの精霊に、エグバートは切れ長の目を見開いて驚いた。
「こんなに小さい精霊もいるんだな」
精霊に関して人によって驚く場所が違うと笑っていたアラステアは、立ち話もなんだからと次兄の側近が用意していた宿へと移動したのだった。
◇◇◇
北方に魔物退治の遠征に出ていた第二皇子が帰城した。精鋭騎士団と凱旋した彼らは王都にて歓迎を受け、大勢の国民がその雄姿を見るために詰めかけた。
「相変わらずエグバート兄上は絶大な人気を集めているなぁ」
王都から少し離れた丘陵地帯から騎士団の行進を見守っていたアラステアは、人々の歓声にびくともしないジスレを労いながら、一行が城門をくぐるのを見届ける。
眼下に広がるのは人々が楽しげに行き交う帝都クロムウェル。少し海に突き出た丘に建つ皇城は高い城壁と、その上に見えるいくつもの尖塔の高さは大陸一らしい。その尖塔に付随するように浮かぶ小さな部屋は大小合わせて三十にもあり、シャムロック魔道帝国の技術の粋を集めて作られていた。
そして城下も個性的な建物が並び、珍しく外側に城壁のない見通しのよい都になっている。アラステア曰く、いざというときは帝都すべてを結界で覆ってしまうので必要ないらしい。おかげでいまだに街は広がりながら発展し続けいて、大陸一の都市人口を抱えていた。
また皇城から離れた場所二か所に港が整備され、一つは主に商人や一般人が使用し、もう一つは騎士団と貴族、王族のみが利用するように仕分けられていて、そこに至る道も他国では見ないほど立派に整備されていた。
近くを流れる大河から水路を引いているので街は清潔に保たれ、皇帝を筆頭に安定した政治で統治しているおかげで治安もいい。そのせいか他国からの観光客も多くて、世界で最古の建物と最新技術を用いた高層建築が存在する都市や文化は、大陸でも珍しい発展を遂げていた。
「第三皇子は裏口から帰るのか」
お前らしいと笑うジークにマントについていたフードを被ったアラステアの金色の目が向けられる。
「いちおう私は皇城にいるってことになっているんだよね。今は身分の高い者の秘密の世直し? みたいな?」
アラステアは冒険者家業の傍ら、各地の領主や官吏の不正や犯罪を調べる役割を与えられていた。そのための役職と権利も与えられているが、それは皇帝と皇太子直属という形を取っていているので、今回のレストラーダ聖王国の件も『シャムロック魔道帝国出身の一級冒険者アラステア・シャムロックが大聖女に助力した』ということになっていた。
「公然の秘密だからヴァージル以外の護衛はついていないし、あとは自己責任ってことになってる」
馬をゆっくりと進めながら、にぎやかな南側とは反対に静かな東側から皇城に向かう。
「これから行けばわかると思うけど、私は皇族の中でもあまり重要視されていない。目立つのは嫌いだし、将来は婚姻することなく適当な爵位をもらって一代当主になる予定が決まってる。だからなのか、空気の読めない貴族は私を馬鹿にするような言動をするけど放置してほしい。その態度は報告されていて、皇族では目の届かない貴族の判断材料になっているから」
ゆっくりと進んでいくと、東側には冒険者ギルドがあるのか、帰国したアラステアとヴァージルに気軽に声をかける冒険者風の男たちや屋台の店主がレスタを見て驚いていた。
「そなたは試金石なんだな。辛くはないのか?」
レスタが気遣ってくれるが、この立場はアラステアの希望にも叶っていたと伝えると不思議そうに首をかしげる。
「家族は仲が良くて愛されてるし、本当のことを知っている人はちゃんと理解してくれている。なによりレスタがそばにいてくれる環境にいることが、私には一番大事なんだよ。エグバート兄上の地位だったら、常に一緒にはいられないから」
「こいつは本当に昔から精霊にしか興味がなかったな。魔道を極めたのも、第三皇子としての立ち位置を定めたのも、冒険者で一級資格を取ったのも、全部レスタを迎えに行くためだからな」
主の精霊バカな言動には慣れているといった風情のヴァージルが、利害の一致なのだと付け足しながら周囲をそれとなく警戒した。
下町を抜けて商業地域に入ったので馬から降りて引いていくと、買い物をしていた人々は体の大きな軍馬に驚き、次に一緒に歩くレスタの姿に驚く。
だがその視線もエーレクロン王国の周辺国よりよほどましだ。精霊の悪いうわさも、帰国をしながら調べれば流した国はすぐに判った。判らないのは動機だ。あの国が精霊を貶めるうわさを流して得る利益が判らない。少なくともアラステアたちには理解できなかった。
これではファリシオン陛下も打つ手がないだろう。うわさの放置も仕方がないのかもしれない。
「アラステアは本当にレスタのことが好きなんだねぇ」
馬の頭の上で横になっていたロイがのんびりと告げるが、アラステアにとっては当たり前すぎて肯定もせずに苦笑を浮かべながら連絡用の魔道を飛ばす。
「さて、私たちは迎えを呼んでこっそり城の中に入るよ」
「これだけレスタが目立ってるのに『こっそり』なの?」
黄金の獅子が一級冒険者と街中を歩いていれば、人々の視線が集まるのは当たり前だ。マントのフードをかぶり直したアラステアにロイが的確な突っ込みを入れ、一同が笑ったところで皇城の脇門の一つにたどり着いたのだった。
【いろいろ趣向が変わるあとがき】
作者「今日は千早の時には書ききれなかった些細な設定のお話です」
千早「世界の成り立ちの話はほとんどなかったもんね」
作者「はい。どう頑張っても生きていくだけで精いっぱいの人間に、世界の成り立ちまで説明できませんでしたので、補足です」
千早「今作には出さないの?」
作者「もしかしたら途中で説明が入るかもしれませんが、知っていても知らなくてもあまり関係のない情報なので、その時の気分次第ですね」
千早「その適当さは好きよ」
作者「(褒められたんだろうか)……前作では発声の仕組みから違うかもしれない、というあいまいな情報は書きましたが、実はこの世界は発声言語は一つしかありません、という設定です」
千早「え? それってどういう意味?」
作者「地球でいえば、全員同じ言語をしゃべっているということです」
千早「それは楽でいいわね。言語の違いがないということは、誤解による小さな争いは回避できるということだもの」
作者「はい。ただし、文字は各地域で違います」
千早「ええ? そんなことあるの?」
作者「言葉の意味を表記するのに、違う言語を使用している状態です。これは千早に聞き取れなかった発声方法が原因ですが、この世界でも完全な理由は判明していません」
千早「あ~、日本語をローマ字で書くような感じかしら? 別表記だけど同じ発音ってこと?」
作者「そうですね。それが一番近いかもしれません。地球にはバベルの塔を建てようとして言語が分かれたなんておとぎ話がありますが、こちらの世界にも似たような話があるんですよ」
千早「国の外に出たことがなかったし、国外の人の区別がつかなかったから全然気が付かなかったわ。それでどうして書き言葉が別になったの?」
作者「各地域に特色を持たせるために神様が仕組んだそうですよ」
千早「……それだけ?」
作者「(そんながっかりしなくても)あとは似たり寄ったりですね。神様がいくつかの言語を作ったけど発音まで考えるのが面倒になったとか」
千早「ぶっちゃけ神様っているの?」
作者「さぁ。私はお会いしたことはありませんが、この世界の神様はズボラだけど優しいなぁととは思っていますよ。その理由は後々作中で明かしますね」
千早「理由があるんだ(笑) それじゃあ、さっさと話しを進めてちょうだいね!」
作者「頑張りま~す」
 




