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いっちゃん解放!そして命名!

見てくれる人少し増えました♪うれしす


~神界~


ードガーーーーーンー

凄まじい衝突音が響きわたり膨大な土煙が中に舞う。木々が震え鳥たちが逃げ惑う。


「ひいぃーーー」

近くに居た天使達が腰を抜かし悲鳴を上がっていた。

衝撃音が聞こえた方から人影が此方に向かってきていた。

あれは純白の翼?



「いっちゃんおかえり。でも戻るの早くない?あはwエッチな事でもされて逃げて来ちゃった?」


トルティー様だ!トルティー様がこの異常事態に駆けつけてくれた!皆言葉の内容を理解できず、ただただ我らを救いに女神様がお立ちになったと安堵を感じる。


ーギリィー

金属を強く擦り合わせた様な鈍い音が響く・・・・

トルティー様が音の発生した方にいつもと変わらない笑顔で向かっていく。皆息をするのを忘れ静かに見つめる。


「ここで使って良いですか?コレ」

粉塵が舞う中声の主が片手をあげる。手に何かを持っているようだ。


「いいよ。エッチな子はお仕置きだよね~」

「では、今この瞬間だけあなたと同格に扱ってください」

「いいよ。何でも相談乗るよ~上下あると言えない事もあるよね~ふふ、恋ばな~」


「トルティーさまぁぁーーーー」

1人の天使が大きく叫ぶ。この天使だけが会話と状況を理解出来ており相手が誰かなのかも理解していた。ただそれも遅かった・・・



トルティー様の姿が消えた・・・後方で凄まじい破壊音が響きわたる。何があったのか皆理解が追い付かない。

その中声が聞こえてきた。


「コレ使い道ありましたね」


声と共に土煙が綺麗に吹き飛ばされる。そこには普段と変わらず綺麗な佇まいの第1天使の姿があった。とても笑顔だ・・・・


「トルティーさまーーー? お話をしましょうか?どこですか?」

悪魔の行進だ!皆道を空ける。


「ここですかぁ~? あ、見付けた♪」


第1天使はトルティー様を抱きかかえトルティー様の自室に向かっていく。




[第1天使の反乱!]屋敷に響きわたる声、トルティー様を救出しろと皆に緊張感が・・・なかった?あぁ~トルティー様またやったのね。と皆納得し付近の後片付けに動いていく。


精神的に幼いトルティーが第1天使を怒らせる事は珍しくない。今回の様な殴りかかると言うのは初だが、何か許可を得てからの行動だったので特に周りも問題にはしなかった。




でも今回は凄かった!さすが序列1位だよな~と称賛の声が上がっていた。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



トルティーは目が覚めるとベットに居た。

「あれれ?いっちゃんは?」

「ここに居ます。なぜここに居るかわかりますよね?」

「彼に何かされちゃった?」

「されました。屈辱を!!」

「そっか。私が怒ってあげようか!?エッチなのはダメって」

「いえ、手紙持たせましたよね?その事に怒ってます」

「うん?名前嫌だった?真剣に考えたんだよ?」

「そう言われては怒れません。ですが名前は却下です」

「どうして?どこがいけなかったの?」


どの頭が考えたって言ってるのかな?イッチャン・ダンラブ・・・・渾名に自分の好きな占いを入れただけじゃない。しかもダサい。それが一生の名前になるかと思えば怒るのも当然です。千年以上名前がなくてようやく名前って思ったらイッチャン・ダンラブ・・・・私まだ人生の半分も生きてないんですよ!残りの人生この名前で過ごすとか地獄です。怒っても当然です!


「取り敢えず却下です。真面目に考えてくださらないならコレあと50枚ぐらい使います」


[コレ]とはよく子供があげる[かたたき券]や[お手伝い券]と同じくトルティーがあげた、[トルティーが願い叶えるよ券]です。いっちゃんが[第1天使]の称号を得てから毎年頂いているもので、もう何百枚と自室に保管されている券でありコレを今回使用し先程の暴挙に及んだのである。




ふとさっきの事を思いだし泣きそうになるトルティー。


痛みはない。幼さが残るといっても神であるトルティーに第1天使とはいえダメージを与える事は出来ない。生命体としての次元が違うのだ。先程の事もトルティーからしたら押されて後方に倒れたぐらいの認識である。だが心は違った。トルティーはいっちゃんが大好きであり、そのいっちゃんがあのように怒った。幼さが残るトルティーには心のダメージの方が深刻であった。


「ごめんなさい」

このような時は謝る事しか知らない。良くも悪くも素直な女神それが女神トルティー。


「はい。私もすいませんでした」

こうも素直に謝罪されると毒気も抜かれる。これ以上追及する気もなくなる。が名前の事は別問題!怒りはないが訂正して貰わないとまた怒りが再燃してしまう。


「トルティー様、名前というものはですね・・・・・」

「ふむふむ」



何とか名前の重要性を説くことができましたが、ここからが大事ですね。出来れば素敵な名前が良いですが望み過ぎてもトルティー様なので酷な話です。せめてまともな名前だと・・・・



「う~ん。思いや願いを込めるかぁ。いっちゃん・・・・イチコ、イッチュリーナ・・・・」

(いっちゃんからの連想なんですね・・・はぁ・・・)


「・・イモリ・・いっふぇる・・イッフェル!ってどうかな」

「!」

(イッフェル・・・・これです!)


「イッフェル・イッチャン!」

「・・・・ファミリーネーム必要でしょうか?イッチャンって渾名ですよね?」

「ずっと私が呼んでた名前だし嫌かな?」

「いえ」

そんなウルウル目で見られたら断れませんよ。でも名前は気に入りました♪口には出して言いませんけどね。


「じゃあやっちゃおうか、命名の神儀」

「はい。お願いします」


[命名の神儀]これは神が神々の言語で行われる儀式。天使であってもその言語は理解できない。神の権限で世界に認識させ、神と天使の中で唯一無二の名前となる。


『・・・・・・・・・イッフェル・・・・』


イッフェルと神々の言語の途中に確かに言われた言葉。それを合図にいっちゃんの身体に光が染み込んでいく、身体が輝いたのは一瞬、次の瞬間光が身体から放出され世界に散っていく。そして儀式は終了を迎える。



「ありがとうございました」

「ふ~~いっちゃんもお疲れ~」


イッフェルは深々と数秒頭を下げた。いつもより長く深いお辞儀に感謝の重さが見てとれた。

トルティーも[力]を使った影響か笑顔にいつものかわいらしさがない。


「紅茶入れますね」

「わーい。ありがとうね」




「そだ!いっちゃん彼大丈夫なの?」

「あ!」

「あはは。いってらっしゃい」

「第2天使を呼びますので紅茶は少しお待ちくださいね」







☆イットルコーナー☆

イッフェル「やっと素晴らしい名前頂きました!」

トルティー「ここの表示もイッフェルになったね」

イッフェル「第1天使イッフェル!!ふふ」

トルティー「邪神軍の兵のお付きの人だよね?w」

イッフェル「ぐっ・・・」


良ければ☆1つ下さい。まだ0で心が折れそうです。くれくれみたいでごめんなさい

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