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使徒降り立つ 思いがけない負傷


いっちゃんが地上に降りて13日後!無事?計画は進んでいた。


「無事いったね」

「はい」

「あとはいっちゃんに任せてこっちはアレの準備にとりかかろうか」

「・・・・」

「これが完成したらもっと楽しくなるよ」

「・・・・」


その日女神トルティーとニッキーは愛するトルデリア王国に1人の使徒を願いを込めて送った。

だかこれは始まりの第一歩に過ぎなかった。


そして舞台は地上へ移っていく。




「なんとか一通りの準備が間に合いまさしたね」


トルデリア王国の王都にある一軒家にいっちゃんは居た。

1階に広いリビング・キッチン・狭いが物置・トイレ・浴室があり、

2階には個室が4部屋ある。ここを最初の拠点と考え準備してきた。


「そろそろですかね?」

いっちゃんが時間を気にしだした。そろそろアレが天界より転移で送られてくる予定なのだ。

リビングに立ち目を閉じて到着を待つ。その姿は王国で一般的な服に着替えている。服に拘るタイプではないのでここではあまり触れないでおく。

地上に降り13日いっちゃんは1人で色々活動していた。近所の挨拶や地上に降りている神人からの世界情勢の確認!冒険者に登録し王都内のお手伝いクエストを多数受け住民からの印象操作など好意的に住民に受け入れられるように。そのあとは冒険者に下級竜を持ち込み上から2つ目まで登り詰めた。その綺麗な容姿から住民や冒険者からも覚えは良く良好な立場を手に入れている。




ー予定より3時間経過ー

主を持つ身、待つことには日頃から慣れている。が!遅すぎる!予定の時間から大幅に遅れている。

これも仕事と何度も心のの中でも呪文のように唱えていく。


やっと待っていた瞬間が訪れた!

空間の揺らぎを感知!そして段ボールが届いた。ゴソゴソと音をたて段ボールから出て来た彼を確認した。服装もこの国で目立たない格好をしている。分包用の何かが目に入ったのか目の辺りを手で擦っている。右手に紙を握っているのが見えたが同時に擦り終えた手をどけ彼の目がゆっくり開いていく。


「⬜⬜⬜?⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜?」


うん?理解出来ない言葉ですか?あぁ前回は魂状態で念話に近い感じだった。とゆうことはアレが必要ですね。


「少し待て!ステイ!おすわり!」

おすわり!したらまた段ボールの中に入ってしまうかな?まあよいでしよ。

身振り手振りで待ってて欲しい事を伝え2階の部屋に急ぐ。







目が覚めると箱の様な物に入っていた。手探りで出て立ち上がると見たことのある女性が目の前にいた。

挨拶とこの段ボールはどのような状況だったのか聞こうとさしたが、わからない言葉で返された。待て!というのは伝わったので大人しく待つ事にした。段ボールからは一応出ておいた。

女性が階段を上がりすぐ下りてくる。指輪のような物を差し出され指に嵌めろとゼスチャーに素直に従う。


「サイズは調整されるはずですから大丈夫だと思いますがどおですか?」


今度は言葉の意味がわかる。この指輪スゲーなと思いつつ返事をする。


「はい。今はしっかり言葉も理解出来てるしサイズも大丈夫そうです」

「それは良かったです。えーっと状況とか説明されてから此方に来ました?」


彼女は安心したように頷きテーブルの方へ俺を誘導してくれた。

椅子に座り出されたお茶を飲みながら会話の続きをしていく。


「いえ、目が覚めたらそこに立って?いる状態でした。意識がなくなる前の事は覚えてます」

自分のわかる範囲を伝えた。ふと右手で握っている紙に意識が向く。

なんだろう?手紙?ふむふむ、この女性の名前やら性格が書いてあるな。ふむふむ・・・・


「身体がもう少し落ち着くまでゆっくりしましょうか。そのあと説明しますね」

「ありがとうございます。イッチャン・ダンラブさん」


ーガタンッー

イッチャン・ダンラブさんが勢いよく椅子を倒し立ち上がった!どうしたのか少し不安になる。


「今なんと?」

「へ?えっとお名前を言ったのですが違いました?」

手紙を見て確認する。イッチャン・ダンラブ!うん間違ってない。視線を戻すと同時に紙を奪い捕らわれた。

イッチャン・ダンラブさんは紙を見て震えてるのか肩を小刻みに動いてるのが見てとれた。


「これはなんですか?どこで手に入れましたか?」

こ、こわい。美女が怒ると怖い。正直に全てを吐いた。全てと言っても気付いたら握っていたとしか言えない。


「ちょっと緊急の用事が出来ました。この家の中でも見て自由にしてて下さい。すぐ戻ります」

「は、はい」

「外は危険です。絶対に出ないで下さい。」


凄いプレッシャーを感じた。だが俺には害は無さそうだ!せっかくなので家の中を見て回ろう。拠点なんだろうか?

おっ!お風呂とトイレそれにキッチンを発見!どれも綺麗だ。2階は扉が均一で並んで居たのを見て個室ぽいので見学はやめておいた。あっ、段ボール片付けておこう。


見れる場所も全て見終わってしまった。外は出ると危ないみたいだし窓から覗くぐらいはいいかな?曇りガラスかな?それも開けてみる。



絶句した!普通に人間が歩いていた!邪神様の世界にも人間がいるのか?それに空も青い!雲も白い!何なんだここは?

小さいが悪魔のような羽が生えてる女性と目があった!悪魔・・・・同士なのか?第一印象が大事だよな!悪魔なら爽やかな笑顔は禁物だろう。俺は眉間に皺をよせ片方の口角を上げるように悪そうな笑顔を悪魔に向けた!

顔に石が飛んできた!かなり痛い。

なんだったのか!?窓は閉めとこう。外は危険だ!


そうか!こんな人間どもの目に付く所では見せてはいけない挨拶だったのか・・・・邪悪なる関係がバレるという事か。迂闊だった・・・・仲間と思い浮かれてしまった。俺には学ぶ事が多そうだ・・・・クククッ待っとれよ人間ども俺は急いで完璧な邪神軍の精鋭になってやる。


しかし邪神軍の集会でもあったらさっきの女性に謝らないといけないな。明日とかだったら急で少し緊張しちゃうなー。


今は邪神軍の先輩を大人しく待とう。そうイッチャン・ダンラブさんに色々ご指導していただこう!


「クククッ」





☆いっトルコーナー☆

トルティー「ふー今日のお仕事おしまーーい」

ニッキー 「トルティー様お疲れさまです。もう少し後で来客が見えられる予定になってます」

トルティー「おっけーってニッキーこっちにも出るんだね~」

ニッキー 「はい。あ、もう来ます!凄い勢いで!」

トルティー「じゃあお出迎えでもしにいこーか」

ニッキー 「はい。少し急いで下さい。(他に被害がでそうなので・・・・)」





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