終わりの詩
現在の住まいであるスマイル食堂に帰った久本 真希は、従業員たちを連れて来ていた水野 優香と鉢合わせた。
「な…何でって、ここは私の現在の住まいですから…」自身の担当患者であった水野 優香が目の前にいる事を現実として受け止められないままに、真希はポツリポツリと話した。
「ん?あら?真希よ、お前さん優香ちゃんに合うた事なかったかいのぉ?」優香と相席していた三浦 泰彦は、13年前の拙い記憶を辿った。
「合うた事ない事はないと思うで。せやけど接点はなかったっちゅうか、直接に話したり顔を合わせた事はなかったんと違うやろか?」山崎も記憶を辿りながら肉じゃがを掬ってカウンター席に置いた。
「もしかしてやけど、水野さん?もしかしてカズ兄ちゃんにクッキーを焼いて渡した事とかなかったです?」それぞれの過去の記憶が交錯する中、優香は山崎への想いを察して欲しいと、色々苦心して伝えようとした自身の想いを呼び起こしていた。
「あぁ、ありました、ありました。それよりもカズ兄ちゃんって、先生と山崎さんはご家族なんですか?」優香は真希が発した言葉の違和感について、率直に質問をした。
「イヤーッ、家族と言うより家族みたいなモンやねん。それよりも真希とのやり取りを見とるコト、水野さん病気か何かなんか?」山崎は優香に心配の眼差しを向けた。
「ただの過労やで、カズ兄ちゃん。それよりも二人は知り合いやったんやぁ」優香を庇うように言いながら、真希の心中は複雑であった。二人はただの知り合いなのか、それともただならぬ深い関係なのか、知りたい気持ちと知るのが怖いと言った気持ちとの間を揺れ動いていた。
このサイトで書く意味が分からなくなりました。申し訳ないですがやはりここで書くべきでないと思いました。
作者も読者もあまりに低レベルで読むに値する読者の方々には申し訳ないのですがやはり移転して書きます。
わがままを言って申し訳ありません。出来うる事ならばこのサイトが世の中に認められるような小説家を生み出す媒体になられる事を願っています。
私はこれ以上はここでは書けません。またどこかでお会い出来れば幸いです。
~岡上 山羊~