何かが始まる
白い大蛇の玄武発言に思考回路はショート寸前・・・・・・今すぐ――いやいや、月に変わってXXはしないが・・・・・・。
機械のように首を横に向ければア〇コミの兎も真っ青の驚きで、あんぐりしているラパンさん。
どうやら正体を知らなかったようだ・・・・・・。
二人揃って間抜け面で固まってるいると心配そうに声が掛けられる。
「もし・・・・・・大丈夫ですか? 恩人様方」
無言でこくこく頷くとほっとした顔でお礼の話しを続けられが、なんか物凄いお礼されそうなので辞退を申し出る・・・・・・が、「何卒」「いやいや」の応酬を繰り返しで一向に進まない・・・・・・困った。
そこにおずおずと可愛い声が割って入ってくる。
「あ・あの~先種様・・・・・・その御恩に報いるのに歓待させて頂くと言うのはどうでしょ? 御覧の通り皆も集まっておりますので・・・・・・如何でしょうか」
先種? 歓待? ・・・・・・と、言うより早く帰らないと色々まずいだが――主にラパンさんへの愛の鞭が・・・・・・。
声の発生源、シェルビさんの提案にぽんっと手を打ち「これぐらいだけでも」上目使いで懇願してくる。美人の上目使いってずるいな・・・・・・。
こちらも早く帰らなければいけない事情を説明し納得してもらおうとしたが
「妹の事なら任せて下さい」
姉が言うなら大丈夫なのかな? 確認しようとラパンさんに視線を向けてみる。
驚きから復帰はしたものの若干惚けてるようで聞いてるか怪しい・・・・・・。
揺さぶろうと動く前にシェルビさんが近付き何やら耳元で囁くと背筋を伸ばし
「べ・別にワーゲはだだだだだ――大丈夫です。ええ、ええですとも」
言葉とは裏腹に膝が震えてるのは・・・・・・もう仕様なんだろ・・・・・・。
確認も取れたしお言葉に甘えよう。
提案を受ける事を告げると嬉しそうに集まりの先頭――祭壇みたいなところに案内された。
間近に来て解るがこれまた一段と高い作りで・・・・・・まあ、巳の種の大きさを考えるとこれが普通なんだろな。
見上げ感慨に耽る間もなく抱き抱えられ祭壇に上げられる。不意打ちでの行為に困り顔で抗議するも微笑み一つでかわすシェルビさん。
今度はラパンさんを上げると
「私は一旦下がりますので・・・・・・それでは後程」
にんまりと顔を緩ませしゅるしゅると戻って行く。それを見送りながら、はっと気付く・・・・・・上に載ってるって事は・・・・・・巳の種全員がこちらを注目してるじゃないか。
する訳ではないが、ちょっとした発表会の舞台を思わせ緊張してしまう。
いつの間にか上がっていたイケコ――もとい、玄武様達が普通に歩いて中央に。と言っても玄武様はまだ黒い大蛇に抱えられた状態だったり。
その黒い大蛇が今度は前方端まで進むと
「問題が解決したからちょっちゆっくりさせてもらうね。あ、貢ぎ物も遠慮なく頂くね」
その言葉に平伏する巳の種・・・・・・圧倒的!
「じゃ、皆も騒ごうか」
「「「おおおぉぉぉ」」」
今度は軽!?
騒ごうの一言で静かだった広場が大賑わい。あの厳かな雰囲気は何処へ。
黒い大蛇が中央へ戻ると笑顔のまま「早くおいでって」こちらに手招き。
言われるまま向かうとそのまま座らせられ
「んじゃ、宴の始まり~」
仕切られるままに宴に突入となった。




