やっぱり
さて・・・・・・プレゼントの約束をしたが――ノープランでふ。アドバイスされたとは言え――勢いって怖いな。
お茶を飲みながら一人悩んでいるが・・・・・・いいアイデアはでない。元の世界ならデパート等の店を見て周ればアイデアなり物が手に入る・・・・・・が生憎異世界な訳で・・・・・・。こうなれば、アイデア頂いたご本人様に聞いてみるか。全は急げ。
悩んで居た間に冷めてしまった飲みかけのお茶をグッと飲み干し、空になったカップを持ったまま台所へ。
(急がば回れって言葉もあるしな――って、さっきは急げって自分で言っておいてこれか)
洗い、片付けをしながら自分の矛盾に笑い、終えると同時にセレナを探しに踵を返した。
片付けに向かう際、広間に居ない事は確認済み。現在居るのは鈴鹿にティアナ――安定位置に居るシフォンだけ。
(尋ねるなら鈴鹿だが・・・・・・下手に探られないか心配だな。何せ、渾身を込めて隠したファイルが見つけられる相手だ。それでなくとも顔に出やすい・・・・・・らしいしな。そんな出るかな)
少しの間考えていた心算が、思ったより立ち止まっていたらしく鈴鹿の方から話し掛けてきた。少々戸惑いながらセレナの居場所を尋ねれば執務室に居ると。礼を言い執務室へ足を向けた。
下手な考えなとやらだな。呟き廊下を歩けば奥の扉が見えた。
コンコン、軽くノックをすれば「はいはい~」陽気な声と共に扉が開き、目的の人物が目の前に。
招かれるまま中に入れば、エフワさんも居たのでお邪魔したかと申し訳なく尋ねたが「大丈夫」だと言いながら席を勧められる。
エフワさんも似た対応で声を掛けてくれたので頭を下げ腰掛けた。
早速相談と、悩んでる事を打ち明け意見を求める。
「蟲人は特にこれと言った物がないからね」
え、だって婚約だからプレゼントのアイデアだしてくれたのセレナだろ。
きょとんとなり質問を返せば「物貰えるだけで嬉しいでしょ」笑いながら返答が。
ちょ!? おま!? アバウト過ぎるだろうが! 俺の感謝を返せ!
がっくり項垂れるとエフワさんが慰めてくれた。ありがとうお義母さん。
参考になるかと、慰めついでに鬼族の話しを。
鬼族の場合、御互いに加工した――所謂アクセサリーを送り合うと腕輪を見せてくれた。
アクセサリーね・・・・・・その方向で探してみよう。




