・・・・・・作り方
ダッチに頼もうと歩きだせば、子供が親の服を掴んで歩くように、ティナが後ろに付いてくる。
気付いたようでこちらに目を向けてくる。すごく笑顔だ━━今ならいけそう。
早速、頼み込んでみる。
「う~ん、そうね・・・・・・あなたと一緒なら作ってあげてもよくてよ」
ティアナに目を向ければ、懇願した目を向けられる。流石にあきらめろとは言えないな。
少し悩み提案をしてみる。
「借りに━━作るとしたらどんなんだ? 出来れば派手じゃなく動きやすい方がいいんだが」
目を閉じ、腕を組み、う~んと唸りながらあ~でもない、こうでもないと思案始めた。
暫くその状態が続いたが、突然目を開き
「決めた! 決めたわ! うふ・・・・・・うふふふ」
大きな声で叫び笑い始めたので少々後悔したが、ティアナが笑顔でこちらを何度も見るので覚悟を決めた。最悪着替えればいいしな。
「そうと決まれば━━行きましょ。うふふふ」
俺の腕を掴み歩き始めた。怖いわ・・・・・・離してくれ。
そのまま風車のある小屋に引張り込まれ、他も後から入って来た。言動はあれだが、中に入ればこの小屋できっちり服作りをしてるのが伺える。お世辞にも綺麗とは言えないが、散らばってる布や、逆に整頓されている机がその証拠だ。道具なんかも手入れがいいのか状態もいい。肝心の服は、そこらじゅうに吊るしてあるが、目に入る分で奇抜なのはない。少し安心した。
感心してるのも束の間、それぞれ動き始めた。ダッチはそのまま俺に手の平をかざし、まるでスキャンでもするように頭からつま先にゆっくり降ろしてゆく。
「ラム、バン、バイパ、ネオン━━やるわよ。遅れたら承知しないからね」
言動は格好いいんだが・・・・・・最後のウインクはいらね━━本当に。
ラムさんがなにやらスケッチを始め、バンさんは布を取り出し女性の方へ。小さいコンビは、なにやら道具を出し始めた。
同じような事を繰り返し、一息着くかと思いきや・・・・・・何故か上着を脱ぎ始めた。
女性陣は、ぽかんとしてるので変わりに悲鳴をあげた方いいのか。
脱ぎ終えると一列に並び、小さいコンビが三兄弟の体毛を刈り始めた。まさかとは思うが・・・・・・
「え・えっと・・・・・・何をしてるのかな」
「「「もちろん、準備ですよ(わ)」」」
それを使うのかな? 違うよね? 嘘だと言ってよバ〇ー!!!
疑問をぶつければ、何を当たり前なみたいな返事はいらないよ。顔が人間に近いから不思議だと思ってたら━━そこが未人の特徴だったのね。
改めて女性陣に欲しいのか尋ねたく顔を見ていくが・・・・・・動揺していない・だと!?
鈴鹿・・・・・・おまえだけは味方で欲しかった・・・・・・




