三兄弟
村の様子を見て思わず、へーと感嘆の声が。木の柵内で動物が飼われ、風車があり、凄く村らしい。もちろん家屋もある━━ログハウスと言った方がしっくりくるな。
暫く見回していると「いいとこでしょ」がっちり体系が声を掛けてくる。首を縦に頷く。
先程から声を掛けてくるがっちり・・・・・・長いので約したが・・・・・・多分━━男だよな。話し方は女性みたいだが━━いや、俺はこの世界に来て色々ツッコんだが・・・・・・案外逆だったりするからな。ここは一先ず見だ。
痩せてるのはピノに興味津々で先程から笑顔を向けている。小さいのは二人揃ってぼーとしてる。てか、皆早く来いよ。
思いが通じたのか。ラムさんが皆を連れてもやから出てきた。
「あら、お帰り。今回の彼━━凄くいいわ」
がっちりがなにやら言っております。彼って・・・・・・俺じゃないよね。何か不気味さを感じます。
「そうなんですよね。スパイアさんも良かったですが・・・・・・こちらの方も」
なんか、ラムさんも俺を見る目が・・・・・・。と、言うかあれは一体なんだったのか問い掛ける。
「あれはね、服を作るのにピンとくる人物か見てたの━━あなた凄くいいもの。ち・な・み・に、あそこ通らないとなかなか辿りつけないわよ」
スパイアの例は、ラムさんがゲスト扱いした事でここに着いたらしい。ちらりと見れば「いや~」と照れてるし。そうると・・・・・・俺もあの格好・・・・・・いやいや、ないない。見る分には格好いいが、着るとなれば別だろう。俺はいやだぞ。
「大丈夫。痛くしないから。むしろ━━うふっ」
その台詞だけでいやだ。むしろお前等なんだ。若干怯えながら疑問をぶつける。何やら横一列に並び始めた。
「服作り三兄弟。長女のダッジ」
おい、がっちり。おまえ兄弟って・・・・・・そこは嘘でも姉弟にしろよ。ほら、ラムさんも困ってるぞ。
にーさんとぼやきながらラムさんも改めて名乗った。
「僕は末っ子のバン。よろしくね」
凄くまともな挨拶に、こちらこそと頭を下げたが━━あれ? 三兄弟? 小さいのは?
ダッジを挟むようにラムさん、バンさん、両端に小さいの。左右に見比べてると
「弟子のバイパ」
「同じくネオン」
左がバイパで右がネオン。ピノを食べ物と勘違いしたのと謎のモロコシ発言した。てか、五人並んだ意味はなんだ。お約束ならなんとかジャーとか言うだろ。この際炊飯ジャーでもいいよ。むしろ三兄弟なら三人で並べよ。
心の中で盛大にツッコミを入れ項垂れた。この世界ちょっと嫌いだわ。




