それぞれの
「話した内容覚えてます?」
鈴鹿に連れられて広間にきた。ぼおっとして聞いてたから話し半分で聞いてたのは覚えてる。あのまま寝てしまったんだな。
来る間に話しをしたんだが・・・・・・正直怪しい。話してる間に思い出すかと思い「ああ」「うん」で答えたのがまずかった━━ティアナさんおこだ。セレナよ・・・・・・笑ってないで鎮めなさい。俺のために。
余所見したのが見つかり、更に口撃してくるので切り札。「誰のせいで眠いのか」と尋ねるとうっと言葉を詰まらせ口撃が止んだ。上の空で聞いた俺も悪かったので、そこは謝り平常に。
改めて聞き直すと、服を求めて三千里・・・・・・モトイ、未人の村に行きたいと。スパイアが情報元との事で詳しく。
「いつも案内してくれるラムさんに、村を見せてもらったんですが━━凄いですよ。ふわふわ、もこもこ。それだけじゃないんです。さらり、さらさらのとか。色も色々・・・・・・色だけに━━ぷっ」
妖人でも案内あれば村までいけるのは本当なんだな。
説明下手くそなのと最後のいらないとツッコミ入れて、女性陣を見る・・・・・・思い思いに想像してるのか、にやけたり、悩んだり。さっきの説明でよくもまあ・・・・・・たくましい事で。
一人は無関心らしく、安定のソファーでくつろいでおりますよ━━誰とは言わないが。
服と言うと、鈴鹿とティアナはワンピース? と言うのだろうか。女性の服は詳しくないので自分に解る範囲の知識で。ふんわり、ほんのり明るい感じが鈴鹿。ゴテゴテとまではいかない少し派手目で黒がティアナ。シフォンは名状し難い。あえて言うなら弥生時代の服装に近いかと。
セレナもシフォンに同じく。どうしても表せってなれば━━妖精が着てそう・・・・・・スパイアの事言えないな。
若干落ち込んでるスパイアに、そっと「ごめん」と謝る。
「解ってくれればいいんです」と固い握手を交わし、じっと見つめる・・・・・・
「な・なんですか」
疑問に思ったのでフードが服なのかと聞いてみれば、ふっふっふっと笑いだしフードを脱いだ。あら、格好いい。ちょっと前のヴィジュアル系みたいだ。
自慢気に「これ━━未人製ですよ」と。凄いな。正直驚いた。
俺の格好なんて、緩めのジーパンに、赤色の長シャツ・・・・・・それに作業用のベストだ。
ベストは働く人に人気の有名店。後は上から『ゆにとクマ』『ランドビレッジ』と財布に優しいお店製です。
変な対抗はいいとして、更に疑問をぶつけてみる。
ばらばらになった時━━服どうなってるの。またしても笑いながら
「種のひ・み・つ」
・・・・・言うと思った。
そのままそっぽを向いて、女性陣に目を向けるとセレナと目が合い、笑顔で「付いてくね」と。二人もうんうん頷いてるが━━ここどうするんだ。
館の事を聞くと「それは大丈夫」と答え「明日にでも行こう」と仕切り始めた。
「「「賛成」」」の声が揃って聞こえたので拒否権は・・・・・・うん。次は未人の村だな




