これかよ
「たつ様が聞きたかった事ですわ━━何故、獣人を妖人にと・・・・・・」
確かに聞きたい事だ。頷いて話しを促す。
「私とシーマ━━もう一人女神が居る事は御存知ですか」
黙って首を横に振って答える。獣人、妖人ときたら・・・・・・多分。
「私とシーマは解ると思いますので割愛致しますわ。もう一柱はアレディ・・・・・・察しがついてるようですが、人族の守護をしております・・・・・・ここからが本題ですが、当初、この世界に降りた時、今とは違って結構荒れてましたわ。原因は妖人━━当時は魔族と一括りに呼ばれて、見境無く暴れ回って・・・・・・」
リザルトさんから聞いた話しを思い出す・・・・・・
「その時はどの種族を守護するか決まってませんから、妖人以外を希望して揉めましたわ・・・・・・主に私とアレディが・・・・・・」
確かに、その状況では嫌だわ。それでも揉めないシーマって・・・・・・一番女神らしいと思うのは俺だけだろうか。それでどうやって決めたのか聞くと
「守護されたいか本人達に決めさせましたわ。人族、獣人の順で・・・・・・そこで選ばれなかったら・・・・・・」
「で、残ったのがティアナと」
黙って頷き、ぼそっと
「そんなに黒い服ってダメですの・・・・・・」
もし黒服の神様と白い服の神様だったら・・・・・・うん。そのまま肩を叩いて慰めた。
ちなみに人族が選んだ女神ことアレディは赤らしい。赤と白なら白だけどな━━俺は。
それはさておき、続きを促す。
「妖人の女神になりなんとか治めましたわ。転生人の知恵を借りて。ですが━━代償として随分力を失って・・・・・・たつ様。人間は食べる事によりエネルギーを補給します。私達女神はどうでしょう」
急に謎掛けされてもな。考え悩んでいると。
「時間切れですわ。正解は信仰。守護を与えて信仰されれば、それだけ力が蓄えられます。それも多ければ多い程に」
それが答えか━━なるほどな。ん、多ければ・・・・・・多い程。
察した事に気付いて先に。
「獣人の理由はそうですが、無理やりではありませんわよ。上辺だけですと守護は変わりませんから。それに争いを治めた後に、また争いなんて嫌ですわ」
リザルトさんから聞いた愚痴と違う事を言うと、笑顔なのに恐怖を感じるオーラを放ちながら、「苦労させられたからちょっと我侭を・・・・・・リザルトぉぉおお」
なんかどっちもどっちぽいな。それとアレディの話しはなんだったのか聞くと。
「単純に愚痴りたかっただけですわ。本当あの赤いの、人が苦労してる時に・・・・・・挙句喧嘩売りくさって・・・・・・」
本当に話しがしたかっただけ・・・・・・起こされてまで。ちょっとイラっときたのでほっぺを引張って、左右に。「ほひほひ」とか言ってるが、暫くこのままで。




