車内の会話
道中、妖人が暮らしてる中央の事を鈴鹿に聞きながら進む。
テアルデ領、それが暮らしている場所の名称で、主に鬼族が住んでいると言う。この世界は種族同士で暮らすのが基本なんだろうか。まるで古い時代の地球みたいな。そう思ってるとシフォンが、
「んみゅ。獣人の中では一緒に暮らす種族もいる」
そうなのかと返すと、卯人と巳の種、子人と丑人は一緒に暮らしていると言う。巳だけが種となるのはシフォンも解らないと。余裕が出来たら皆会ってみたいもんだな。
脱線してしまったが、妖人にも色々な種族が居て、鬼族が現在皆を束ねてると。どんな種族がと聞くと、鈴鹿達鬼族は勿論、大きく分けると蟲人、妖獣人、霊種と四種族に。細かな種族は大きい所に呑まれ、その種を名乗るそうだ。鈴鹿が治めてる領で言えばトンチンカがその例らしい。
「凄く気になったんだが、霊種と言うと・・・・・・夏の風物詩的な━━あれか?」
「そうなんだけど、ちょっと違うかな」
どう言う事だ。詳しく聞いてみると、霊種はその名の通り、透けてる様な、ひゅーどろどろ系なんだが、骨なんかに憑いて接触出来る様にしてるらしい。中には骨になにかしら着けて、人間や他の種族みたになるらしい。なにかしらってなにかしら・・・・・・お後がよろしいようで。
「「「・・・・・・」」」
かなりすべったが、誤魔化す様に続きを促す。
「そ・それで、蟲人はそのまんまか?」
「そうねぇ~、そのままも居れば違うのも居るよ」
聞く限りでは、昆虫が喋る感じのと、ゲームなんかに出てくる半身が虫。半身があれなら代表的な蟲人が居るだろうな。怖い感じじゃなければいいが。むしろセクシー系で期待age・・・・・・フヒッ。
そんな事を考えてると、太ももに痛みが!?
「いでぇっ!?」
「何を考えているのかな?かな?」
やヴぇ!?顔に出てたか。ここは正直に・・・・・・。
「すいません。蟲人の中にアラクネさん的なの居たらいいなと・・・・・・」
「ほ~へ~。それで?」
「優しくて、セクシーだったらいいなと・・・・・・」
「ふ~ん」
必死で宥めるが、ツーン状態であります。シフォンさん助けて━━あっ、船漕いでる。
この後、機嫌を取るのに必死になったのは言うまでもないだろう。




