案外な所に
現在、なんとも言えない空気が漂っています。ランディも気付いたのか、少々赤面しております。これは、俺から声掛けた方いいかな。よし。
「らんでx「外に出ましょう」」
俺の気遣いは、無に終わった・・・・・・。とりあえず、同意して外に出ると木々に向かい声を掛けるランディ。・・・・・・返事がない。ただの木の様だ。
おかしいと首を傾げて「いつもなら何かしらあるんですが」と。それならノム衛門の出番だな。
ポケットから貰った石の欠片を出して呼び掛けてみる・・・・・・すると、ノム爺の小さいvr.1.2が「ほっほっほっ」と笑いながら出てきた。数字はあくまでおまけなので気にしない。
出てきて早々申し訳ないが、いつも会えるはずが、今日は会えないみたいだと言うと、「少し待っておれ」と。頼もしいな。ランディの方を見ると、何故か驚いていた。
「どうした。ランディ」
「たつさん・・・・・・ノーム様とお知り合いですか」
聞かれたので、申人達の件の時に、と答える。すると
「私達も助力は頂けますが、留まって居る事はほぼ無いですよ。」
へ~と感心してたら、ノム爺から「解ったぞ」と。いよいよ御対面か。と、意気込むも、続いての言葉は
「ここいらには居ないの。何やら珍しい物に興味を持って、その周辺の居る様じゃな」
あるえぇ~。凄く肩透かしなんですが。珍しい物って━━まさか!?
「ノム爺、大体の場所って解るのか」
「ほむ・・・・・・遠くも近くもない。微妙な場所じゃな」
だとすると・・・・・・
「ランディ、すまない。ちょっと心当りがあるんでちょっくら行ってくるわ」
ちょっと窮屈かもしれないけどと、声を掛け、ノム爺さんをポケットに入れてバイクに向かう。「構わんよ」と、そして、気付いた事が━━シフォン乗せたままだった!?思い出して走り始めると、後ろから「お気を付けて~」とランディの声が聞こえた。
急いで来たら、シートにうつ伏せになってるシフォンが・・・・・・って、寝てるんかい!?軽く揺さぶると、ちらっとこちらを見て「みゅっ、たつ遅い」と脹れたので「ごめんな」と謝り、このままトラックに向かうからそのまま乗ってていいぞ。落ちない様にしてな。と声を掛け、スタンドを外しそのまま押し始める。
集落から離れたのを確認して、押しながらエンジンを掛ける。シフォンがこっちを見てくるが、トラックのとこ着いたらな。と言い聞かせると、素直に頷いて後ろに除けてくれた。
「早く乗りたいだろ。少し急ぐか」
「みゅん」
一旦止まって、シフォンに気を付けながら跨ぎ、ポジションを確認する。ちゃんと掴まってろよと言うと、腰に手がまわったのを確認してギアを入れる。んじゃ行きますか。




