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異世界トラック野郎~チートって何者だ?~  作者: うつつみ
代一走 ようこそ!ギミヤのズミの杜へ!
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惚れた弱み。誤魔化しきれません。

 凄く舌が痛い。某カタツムリみたいに悠長に「噛みました」なんて言えないわ。涙目でひーひー言ってると鈴鹿がにやけた顔で「大丈夫?」と。何故ににやけてるんだ。


 痛みのおかげである程度冷静になると、俺この場でとんでもない事言おうとしてたんだな。とか思い、ちょっと悶えてしまった。すると鈴鹿が「それで何を言おうとしてたの」と聞いて来たので誤魔化そうとあ~とかう~と言ってるとにやにやしてやがります。これは反応を・・・・・・何言おうとしてるのか半分解っててあえて聞いてきてる。くっころさんの気持ち解るわ~。さて、どう誤魔化すか。そうだ。


「あ~あのだな、妖人と獣人をまとめてるなら、その~あれだ。仲良くとはいかないかと」


 我ながら上手い。そう思ったのだが、鈴鹿はじっとこっちを見つめると、またしてもにやけ面。「本当にそれが言いたかったのかな」とか思ってるんだろうな。でも負けない。男の娘・・・・・・じゃなかった、漢だもん。


 暫くにやけ面だったが、ふと素の顔に戻し

「私個人で言えば良き隣人、それ以上にはなりたいわ。妖人では杜で十全に動けないし。」


 ん、森じゃなく杜?なんでだ。疑問に思い聞いてみると「私よりセティアさん、シフォンさんの方が詳しいじゃないかしら」と。二人に顔を向けると首を傾げられた。何でだ。


 するとセティアが「知ってて杜居たんじゃないのか」と。知っててと言われても急に森の中だったからなと言うと、「ハァー」と溜息をついて簡単に教えるから良く聞けとの事。


 何で杜かと言うと、四種族が獣神を祀って森を守護して貰ってるから、それで獣人は森の中でも迷わず互いに行き来が安易に出来ると。逆に人間や妖人が入ると迷ってしまう為、おいそれと手出しが出来ない。例外としては獣人に案内、若しくはシーマ、獣人の女神の加護ある場合は大丈夫だと。その為、獣人は感謝と敬意を込めて杜と呼ぶ。そこまで聞いて口を挟む。


「トンチンカンが案内して嫌がらせしてたのか」

「それは無理よ。奴等種族を妖人に変えたからティアナ様の加護になってるはず」


 嫌がらせと聞いて鈴鹿が反応する。具体的に何されたのかと。


「あいつら川を塞き止めたんだよ。あたい等は献上品で酒をって言っただろ。おかげで水汲みに遠い場所まで行かされたよ。」


 あ、鈴鹿の背中に鬼が。流石鈴鹿御前。鬼が鬼を纏うとかジョー星一家もびっくりだな。それでも落ち着いて「改めて謝罪と・・・宜しければ友好を・・・・・・」と。


 セティアは「あんたは信用する。たつとも何か縁があるんだろ」と言うと、鈴鹿がこっち向いた。あっ、やぶぁいぱてぃーん。誤魔化したと思ったのに。こうなりゃ自棄だ。


「い・色々やる事あるんだけど・・・その・・・・・・あれだ、一緒に協力してくれ」


 それだけ言うと、鈴鹿が素早い反応で「協力は勿論だけど、それは一緒に居たいって事」と聞いて来たので漢らしく小さな声で「ハイ」と。聞いた瞬間またにやけ面だ。おまけにセティアまでにやにやしてやがる。コンチクショー。こちらが悶えてるとまたしても鈴鹿さん。


 「今はそれでいいとして、一緒に居るならここ離れないとだから、お父様の所にまた報告に戻らないと。たっちゃんも一緒に来てくれるんだよね」


 え?そうだった。鈴鹿は今妖人で親も居るのか。ランディ達の事もあるから相談してそれからだな。

それと、いい加減にやにややめれぇ~!!

  






 



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