幕間 妖人も辛いんです
「うふふふ、かなり多種族が入って来たわね」
「はい、女神ティアナ様」
「このままいけば妖人がこの世界を治める事に・・・・・・うふふっ」
「・・・・・・」
「あら?何か言いたげね?」
「治める事で争いが起きるのでは?」
「いいえ、妖人が治める事で、統一する事で皆を纏める・・・・・・理想ではない?」
「・・・・・・」
「それであの貧乳と白女も悔しがるし(ボソ」
「何かおっしゃいましたか?」
「コホン・・・・・・いいえ、それじゃ頼みましたよ」
言うだけ言って部屋を出て行く女神。妖人の男性は完全に出て行ったのを確認するとイスに座りため息を吐く。
「はぁ~漸く妖人を纏めたと思ったら今度は他の種族まで・・・・・・はぁ~」
女神が言う事に逆らえればいいのだが自分達の親、創造主である。・・・・・・見た目ロリ婆だが・・・・・
妖人達は他種族より寿命が長い為、女神達が誰の種族がと競い合いをしているのは知っている。
人間達を守護するアレディ様、獣人を守護するシーマ様・・・・・・そして我らのティアナ様・・・・・・。その中でシーマ様がかなり穏健なので戦争まで発展してないが、仮に森を挟んで無ければ絶対・・・・・・確実に仕掛けるのはティアナ様だろうな・・・・・・うん・・・・・・。
私もシーマ様に守護されたかった・・・・・・なんて口が裂けても言えない・・・・・・ばれたら・・・・・・あわわわわわわっ!なんて考えてたらノックの音が。
「お父様?いらっしゃいますか?」
「ああ、入っておいで」
「失礼致します。」
「どうしたんだい?ディアベル?」
「私が出向いた領に新たな獣人さんが来てくれましたので御報告に」
「おおお!そうか」
先程の女神様の話しの後でこの話しだから嬉しい限りだ。若者風に言えばGJだ!
「それでは戻りますね」
「なんだ?折角来たのにもう戻るのか?」
「はい、まだ仕事が残っておりますので」
「そうか・・・・・・次はゆっくり戻って来なさい」
「解りました、お父様も身体に御気を付けて」
手前味噌になるが我が娘ながら出来た子だ。可愛いし、優しいし、何処かの女神様とは大違いだ。
てか様なんて付けなくていいや、あの我侭女神め!ま~実際は言えないから心の中で・・・・・・はぁ~仕事するか・・・・・・




