あとがき(第一部)
以上を持ちまして、「Taverna la Bianca」終了でございます。
この作品は、「帰って来た武器っちょ企画」の「ビアンカ食堂」のロングバージョンです。
「武器っちょ企画」は本当に私の性に合っていたようで、「ぶきっちょ」「帰って来た武器っちょ」で計5作品を出させていただき、その中で、この作品と「Cheeze Scramble」(短編題:アシュレーンの魔女)の二作品を長編化させていただきました。
コンセプトは妖刀君のお料理教室。他の参加者の方の「お料理戦隊」のコメントに、「妖刀で料理したら面白いかも」とコメントし、それに何人かの方が食いついてくださって、コメントをやり取りしているうちにプロットが自然にできていたという、まさに棚ぼた作品です。
で、菊宗正の名前の由来はもちろん、あの『灘の生一本』です。そのままでは命名権の侵害になりそうなので、アナグラムしました。
そして、発表時期がちょうどあの日本刀を擬人化したスマホゲームの開始とかぶって、あれよあれよという間にお気に入りが増え、私史上最高のブクマをいただく作品になりました。
ホント、皆様のおかげ様という作品です。
最後に余談としては、タイトルをなぜイタリア語にしたか。
見たこともない異世界料理に尻込みするヘイメの人たちに
「なら、食べるな!!」
と怒鳴っている麗子の姿が最初に浮かんだという単純な理由でした。
では、お粗末様でございました。
神山 備




