わたしの僕
僕の友達は、僕、と喋る。僕なのに女の子だ。おかしいな、なのに、心はドキドキしちゃう。あの子なんて、いつもプリクラ撮って、皆んなより可愛く写っちゃうんだ。
そう思って何日かしたら、僕がその子が好きだって、噂されてた。ムカつく、違うのに。でも、そんなこと言っちゃうと、あの子弱いから学校で誰ともしゃべれなくなっちゃうよ。
あの子がこっち向かない、
ごめんね。・・・
それから大人になり、その子にまた会った。やっぱり誰よりも可愛いよ。
家に行って、告白したら、ピコピコハンマーで叩いて遊んだら、言われた。
「死ね。」
やっと振り向いてくれたね、嬉しいよ。