シンソウ
今回も大体説明
考えてないってどういうことだよ!
普通それぐらい考えろよ!
場合によっちゃ一番重要なことだぞ!
「ええ!じゃあ息子はどうなるんですか!」
お、そうだ!いけいけダディ!
「そんな事言われてもなあ……
お?そうだ!
ふふふ…、心配しなくても大丈夫だよ…
僕が今名案を思いついたからね…」
「本当ですか!どうすればいいんですか!」
おおふ……、グイグイ行きますねダディさん
「ふふふ…、じゃあ選択肢を君にあげようダ デ ィ さ ん?」
「ダディさん?」
「ぶほぁっっっ」
おいおい勝手に心を読むなよオルガ様よー
「はははっ!ごめんごめん!やっぱり君は面白いなあ!」
「オルガ様」
「…はいはい、わかったよミリア
ええと、なんだっけ、そう!選択肢だ!
じゃあ二つの中から選んでね!
1、まだスキルを発現してない人を無理矢理発現させる。しかし、その場合自分のスキルを無理矢理こじ開けて使うわけだからそれなりの副作用がつく可能性がある
2、僕が無能力者だけが使える安全地帯を作ってそこに収容させる
この場合、スキルが発現するまでは収容させるが発現した瞬間から危険地帯に放り込まれるかもしれないから大変危険だね。なんてったってスキルの使い方も知らないもんね
さあ、どっちにする?
ああ、もうめんどくさいから無能力者のシンフォンに選択肢送るから自己で決定して、大サービスで個人個人やってあげるから。
全く僕ったら太っ腹だな〜」
そこでさっき出したシンフォンにピロン♪という発信音が鳴った
マジで選択肢があるよ。
やベー、こえー、どっちもちょーリスクたけーじゃん。
まあ、決まってるけど。ほいっ、1 っと
いきなり目の前が真っ暗になった
——————
と思ったら真っ白になった
「は?」
「おー、やっぱり君が一番早かったか!」
うぉっ!て、え?
「ここもしかしてさっきの画面の中か?」
「いや、惜しいけどちょっと違うよ!ここは精神の世界さ、君のね!」
「と言うことはここは俺の頭の中なのか?」
「んー、厳密には違うけど端的に言えばそうなるかな!いいね、その洞察力!いきなりここへ来てもオロオロしないし!」
「まあ、それは心当たりあるかな…」
「なんだい?いってみな!」
「俺は、もう誰にも遠慮しないことにしたのさ」
「理由になってないと思うけど?」
「んー、なぜかわからないけど中学の頃から遠慮しないことにしたら、何故かものすごく冷静に判断できるようになったんだよね」
「ふーん、そういうもんか」
そういうもんかじゃないだろ、はやく話進めろよ
「はははっ!そうだね!君をここに呼んだのは、まあわかると思うけどさっきの選択肢しのやつを実行するんだ!」
「ちょっと待て、それって原理的に不可能じゃないか?だってスキルもってないやつ全員に選択肢やったんだろ?いちいちこうやってやるのか?」
「いいや、ちがうよ。これは僕が君を気に入ったから特別に呼んだんだよ!」
「んで?その心は?」
「へえ〜、君すごいね。神の心を読むなんて」
「人間じゃないと思ってたら神だったのか。
まあいいや、んで本音は?」
「ん〜参っちゃうな〜、これは一応機密事項なんだけど。まあいいか!いいよ、教えてあげる!」
いいのかよ
「さっき言った通り僕は神様なんだけど、神様って何体もいるんだ。この世界とは違う世界にね!それでその世界は神様の好きなようにカスタマイズすることができるんだ。僕の世界でだったらスキルのことだね!
それで他の世界には、いろいろあるんだよ。例えばー、魔法とか、超科学都市とかね。
ちょっと話変わるけどもともとこの殺し合いゲームは、僕だけの世界でやるつもりだったんだー。そしたら他の世界の神様が、『こっちの世界のやつらチート寄越して殺し合い参加させていい?』って聞いてきたんだよね。
でOKしたんだけどちょっと問題が起きてね…。あっちの世界の奴らが強すぎるんだよ!
全くもうそれじゃ最高につまらなくなっちゃうじゃん?ただ他の世界の奴らが無双するだけになっちゃうからね。だからこっちも対抗してチートを与えなきゃってなったんだよ。かといって全員にチートあげても面白くないし、だからまだスキルが発現していなくて充分に戦えそうな人物にチートをプレゼントしようってことになったんだ。だからここに来る人は、君も含めて選ばれた人間ってこと。わかった」
「長い、三行でまとめて」
「チートを
君に
あげる」
「まとめすぎだから、それ後半の部分だけだろ」
「まあ、とりあえずそういうこと。ちなみに他の世界のチートは4人で、魔法の世界、科学の世界、オカルトの世界、そして……精霊の世界さ」
「他3つの世界は大体わかるが精霊の世界ってなんだ?」
「僕も他の世界に興味ないからあんまり知らないんだけど、なんでも上級の精霊で国一つ消すことができるとかできないとか…」
「まじで⁉︎やべーだろそれ⁉︎」
「うん、この4つの世界の内で一番強いと思うよ」
「へ〜」
「へ〜って君はそれと戦うんだよ?」
「ファッッッ!!!」
「当たり前だよ!何のためにここに呼んだのかわからないよ!」
「ま、まあ、それはチートにもよるな…」
「そう…、それなんだよねぇ…」
「ん?なにか不安要素でもあるのか?」
「うん、知っての通りスキルは基本1人一個なんだよ…。だから強力なスキルを一個持ってても勝てるかどうか…」
「げっ…マジかよ…。てゆうか神の力で何個も増やせられないのか?」
「できないこともないけどね、今回のゲームさ他の神と賭けやってるんだ。そのルールの中に“与えていいチートは一つだけ”っていうのがあるんだ。他にも“チートを与えた者がどうなっても手を貸さない”というのもある。」
「うん、9割9分9厘ぐらいお前のせいってことがわかったわ。むしろそれ以外わからない」
「それでも僕はハンデをもらった方なんだよ?チートを与えるのも複数人OKにしたし!」
「はいはい、もういいよ…………ん?」
「どうしたんだい?」
「いいこと考えたぞ!」
「ホント⁉︎」
「一つのチートで複数スキルをもらえて、尚且つ戦力を減らさない方法だ!」
「そんな方法がホントにあるの⁉︎」
「ああその方法は、スキルをコピーするスキル『能力模倣』を俺にくれ」
神様長文自重
最初は 『能力模倣』とかにしようとしてましたが、なんとなくありきたりかなと思い、イミテイションにしました。
多分、コピーとイミテイション大体同じだと思うけど…
まあ違ったら書き直します