ついてない
初投稿です
僕は、いま正直に言うとものすごく困っていた。まずは、状況を整理しよう。
狭くて白い部屋のなかで一人の少女にものすごい勢いで謝られている。逃げたくてもこの白い部屋には奇妙なことに扉が存在しない。
ついでに少女をなだめようとはした。しかし怯えてしまって話にならないのだ。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、」
きっと夢なんだろうけどなんて夢なんだ。
「アリア様もうおやめ下さい。」
「けどー、死んだってことにもうなっているんだよ。私の間違いで、わたしのせいで」
「なにがあったのですか。」
「私の手違いでこの人の魂うっかり狩っちゃったの」
うっかりって、なんてやつなんだ。
「そうなのですか。仕方ありませんね。あなた様が創った第8世界に連れてけば良いのですよ。」
するとさっき謝ってた子は嬉しそうに顔を輝かせた。
「ナイスアイディア、ユカリンありがとう」
そしてこちらに顔を向け言った。
「君はどんな要望ある。なんでもいっていいよ。」
「君は神。」
するととても偉そうにふんぞり返った
「そうだよ。どんな能力欲しい。」
「家とあれとこれとそれと、えーとあれも」
そんな感じでとにかくたくさんの能力を神からいただいた。いやー楽しみだね異世界生活。ま、備えあれば憂いなしってことでいいだろう
「つ、疲れた。謝って損した気分だよ」
ぐったりと床にうずくまりげっそりと呟いた。
「はー、もうどっか行ってください。さよなら」
そうして手を振られると私は白い光に包み込まれ、思わず目をつぶった。
これからもよろしくお願いします