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平行宇宙編AMラジオ「Amikana & Mika」:第1回

作者: 刹那メシ
掲載日:2026/07/23

挿絵(By みてみん)


<ちょっと、リスナーの方から質問を頂いてまして>

「はいはい」

<『アミカナさん、ミカさん。こんばんは』>

<「こんばんは!」>

<『私は、自分が映った動画を見るのがとても嫌です。声や仕草が気持ち悪くて、本当にこれが自分?と思ってしまいます。アミカナさんはミカさんのコピーだそうですが、お互いの声や仕草を見て、嫌だな、とか、気持ち悪い、とか思ったことはありませんか?』>

「これは……どうだろう?」

<まずさ、自分が映った動画見るのって、嫌?>

「別に嫌ではない」

<だよね? なんだろう? 私達がナルシストなのかな?>

「あのさ、ちょっと思ってることがあって」

<何?>

「普段、自分で自分の顔を見るときって、鏡に映すよね?」

<うん>

「だから、常に左右逆なわけ」

<ああ、なるほど>

「でも、動画だとそのままでしょう。つまり、鏡で見る自分とは左右逆になってる。だから違和感があるんじゃないかな~って」

<まあ、それはあるかもね>

「で、ですよ」

<何?>

「私達はどうかというと……」

<はあ>

「ボディーをコピーする際に、左右入れ替えてるんですよね」

<嘘! ほんとに?!>

「……いや、嘘に決まってるでしょ。どうしてそんなめんどくさいことするの?」

<いや、アミカナの答えの方がめんどくさいわ>

「すいません」


挿絵(By みてみん)


<で、結局どうなの? さっきのアミカナの話だと、私達は違和感感じる方じゃない>

「そうね。鏡とは逆だからね」

<で、違和感を感じるかというと……>

「感じないね」

<そうだね>

「私はむしろ……なんていうか、ミカをずっと見ていたい」

<ああ、変態なんだ>

「何で?! ミカはそう思わないの?」

<別に気持ち悪いとは思わないけど、見ていたいとも思わない>

「そうですか……私としてはさ、ミカは前の私であって、今、私はミカではないわけ」

<……うん>

「だから、懐かしいというか、寂しいというか、何というか……」

<……>

「どうした?」

<……>

「ごめんなさい。今ちょっと、ミカが軽い自己嫌悪に陥っておりまして。少々お待ち下さいね」

<……大丈夫、立ち直ったわ>

「早いわね」

<ごめん、ちょっとマジな話していい?>

「どうぞ」

<私としては、やっぱり負い目があるわけ。克服したことになってるけど、そうそう簡単にはね>

「そうなんだ」

<だから……ごめんね、あんまりアミカナを見たくはないの。心を抉られるから>

「え~!」

<ごめんごめん。ずっと見ていたいとは思わない。心がね、ちょっと辛くなるから>

「……」

<どうした?>

「……」

<ごめんなさい。今ちょっと、アミカナが軽いショックを受けておりまして。少々お待ち下さいね>

「考えたんだけどさ」

<復活宣言はいいんかい!>

「これ、私とミカに聞くからこうなるんだよね。私と、アミカナ3やアミカナ5だったら違うと思う」

<なるほどね! 同じコピーの立場だもんね>

「だから、一度彼女達を呼んで、改めて聞いてみた方がよくない?」

<そうね! そうしましょう>

「という訳で、アミカナ3さん、アミカナ5さん、今この放送を聞いていましたら、是非ご連絡をお願いしたいと思います」

<お願いしま~す!>

「以上、」

<『AMラジオ>

「アミカナ・アンド・」

<ミカ』でした!>

<「バイバ~イ!」>

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