平行宇宙編AMラジオ「Amikana & Mika」:第1回
<ちょっと、リスナーの方から質問を頂いてまして>
「はいはい」
<『アミカナさん、ミカさん。こんばんは』>
<「こんばんは!」>
<『私は、自分が映った動画を見るのがとても嫌です。声や仕草が気持ち悪くて、本当にこれが自分?と思ってしまいます。アミカナさんはミカさんのコピーだそうですが、お互いの声や仕草を見て、嫌だな、とか、気持ち悪い、とか思ったことはありませんか?』>
「これは……どうだろう?」
<まずさ、自分が映った動画見るのって、嫌?>
「別に嫌ではない」
<だよね? なんだろう? 私達がナルシストなのかな?>
「あのさ、ちょっと思ってることがあって」
<何?>
「普段、自分で自分の顔を見るときって、鏡に映すよね?」
<うん>
「だから、常に左右逆なわけ」
<ああ、なるほど>
「でも、動画だとそのままでしょう。つまり、鏡で見る自分とは左右逆になってる。だから違和感があるんじゃないかな~って」
<まあ、それはあるかもね>
「で、ですよ」
<何?>
「私達はどうかというと……」
<はあ>
「ボディーをコピーする際に、左右入れ替えてるんですよね」
<嘘! ほんとに?!>
「……いや、嘘に決まってるでしょ。どうしてそんなめんどくさいことするの?」
<いや、アミカナの答えの方がめんどくさいわ>
「すいません」
<で、結局どうなの? さっきのアミカナの話だと、私達は違和感感じる方じゃない>
「そうね。鏡とは逆だからね」
<で、違和感を感じるかというと……>
「感じないね」
<そうだね>
「私はむしろ……なんていうか、ミカをずっと見ていたい」
<ああ、変態なんだ>
「何で?! ミカはそう思わないの?」
<別に気持ち悪いとは思わないけど、見ていたいとも思わない>
「そうですか……私としてはさ、ミカは前の私であって、今、私はミカではないわけ」
<……うん>
「だから、懐かしいというか、寂しいというか、何というか……」
<……>
「どうした?」
<……>
「ごめんなさい。今ちょっと、ミカが軽い自己嫌悪に陥っておりまして。少々お待ち下さいね」
<……大丈夫、立ち直ったわ>
「早いわね」
<ごめん、ちょっとマジな話していい?>
「どうぞ」
<私としては、やっぱり負い目があるわけ。克服したことになってるけど、そうそう簡単にはね>
「そうなんだ」
<だから……ごめんね、あんまりアミカナを見たくはないの。心を抉られるから>
「え~!」
<ごめんごめん。ずっと見ていたいとは思わない。心がね、ちょっと辛くなるから>
「……」
<どうした?>
「……」
<ごめんなさい。今ちょっと、アミカナが軽いショックを受けておりまして。少々お待ち下さいね>
「考えたんだけどさ」
<復活宣言はいいんかい!>
「これ、私とミカに聞くからこうなるんだよね。私と、アミカナ3やアミカナ5だったら違うと思う」
<なるほどね! 同じコピーの立場だもんね>
「だから、一度彼女達を呼んで、改めて聞いてみた方がよくない?」
<そうね! そうしましょう>
「という訳で、アミカナ3さん、アミカナ5さん、今この放送を聞いていましたら、是非ご連絡をお願いしたいと思います」
<お願いしま~す!>
「以上、」
<『AMラジオ>
「アミカナ・アンド・」
<ミカ』でした!>
<「バイバ~イ!」>




