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巻き舌の練習をやってみる
シンヤは、学校から自宅に帰った。
そして、自分の部屋で巻き舌の練習をした。
「とるる、る、る、る」
「やっぱりできない」
「とるるる、る、る」
「舌を振動させるのなんて、無理」
シンヤは、ユキの「るるるるるるる……」と舌を振動させる様子を思い出した。
「なんかよかったなあ」
シンヤは、ユキの巻き舌に自分でもよくわからないうちに萌えていた。
シンヤは思った。
自分も巻き舌をできるようになって、ユキを驚かせるんだと。
そうして、シンヤは、巻き舌の練習を続ける。
「とるる、る、る、る」