公園で練習
今、シンヤととユキは、学校を出発して、近くの公園に向かって歩いていた。
すでに、学校でジャージに着替えていた。
今日は、公園でフラフープを回す練習をすることになっていた。
二人が公園に到着すると、他の人は、あまりいない。
「とぅるるるるるるる……、そうれじゃあ、まずは普通に腰で回そう」
ユキは、巻き舌をすると、フープを腰にセットして、回し始めた。
シンヤも一緒にフープを腰で回し始めた。
ユキは、結構うまくて、なかなか地面にフープは落ちないが、シンヤの方は、まだそれほど長い時間回せない。
そんなことを10分くらいやっていた。
「さて、今度は、お尻でフープを回す練習をするよ、シンヤ君は、腰で回す練習を続けてね」
ユキは、そう言うと、前屈みになって、お尻を後ろに少し突き出して、フープをお尻にセットした。
そうして、お尻で、フープを回そうとするが、すぐに地面にフープは落ちてしまう。
「やっぱり、簡単にはいかないね」
ユキはそう言いながら、練習を続ける。
一方、シンヤも腰でフープを回す練習を続ける。
そうして、30分くらい練習していた。
「今日は、これくらいにしようかな」
ユキが言った。
「そうだね、けっこう体力を使うし」
シンヤが返した。
「ぶーーーーーーー……、それじゃあ、練習は終わりにしよう」
ユキは、くちびるでおならのまねをして、そう言った。
「じゃあ、帰ろう」
シンヤはそう言うと、ユキと一緒に公園を出発した。