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21 休日⁉︎ まぁ、日常ってこんなものよね? 〜 慈善事業⁉︎l

 無事に⁉︎ハリシエダ様を送り届けて帰宅したので、今日は休日です。朝の内にササッとインベントリの整理をして、貯めた魔石の整理をしました。来月用の回復と結界の付与をする魔石は予め分けて有りますが、予備の分も更に分けます。こればかりはGの存在が有難い⁉︎です。薬草もラキアさんに渡す分と自分用のを分けて、ポーション瓶の在庫チェックして…時間を忘れていたようです。モリーノに朝ご飯をおねだりされたのをきっかけに、朝ご飯を食べに降りて行きました。


 ちょっとグッタリ気味のアラン父様に『おはようございます。』と挨拶すると、『おはよう。』と返ってきます。『おはようございます。』と声を掛けて台所に入ると、マリアナ母様とアニス姉様が朝ご飯を作っていて、『出来た料理を運んでくれる?』と言うので、料理を持って居間に戻ります。サミュエル兄様は早番の日でもう出掛けたそうです。


 アラン父様がお疲れ気味なのはキメラが原因だそうで、素材の配分で頭を悩ましているのだとか。『カサワドの山に居たものの、捕獲したのは私なのだからサルカンド多めで良いのでは?』と言うと、『運が悪い事に、カサワドで依頼されたAランクのパーティーが王都のギルドで、指名依頼されたがガセネタに振り回されただけだった。と愚痴ったのを聞いた王都のギルマスがカサワドのギルマスをからかったそうだ。そのタイミングで私が連絡を入れてしまったのだよ。で、王都のギルマスに、カサワドでの騒ぎを知らなかったサルカンドのSランクの冒険者に討伐されていて、その冒険者がそのままホームのギルドに納められていただけだ。ガセネタなどでは無い。先に依頼を受けたパーティーが発見出来なかった、まぁ彼らの運が悪かっただけの話だ。とやり返したそうだ。』思わず、『なんとなく、頭痛が痛い的な話になってませんか?』と口を挟むと、『それでだ。言い返されたギルマスが意地になって、最終的にキメラの素材が本当に有るなら、王都にも寄越せ!って言い出したそうだよ。』ホント、頭痛が痛い。『意味不明です。どちらの言い分も訳が解りません。私の理解力が悪いのでしょうか?』アラン父様と二人、溜め息しか出ませんよ。


 キメラはアラン父様に渡したので、父様の裁量で分けるのが基本ですし、便宜を図る?とカサワドのギルマスに聞いたのは、横取りと取られて痛くない腹を探られたくないから譲歩する意味合いで聞いたのです。それを踏まえず、なんか図々しく有りませんか?王都のギルマスがしゃしゃり出てくる意味が分かりません。


 結局、うちで欲しい処を取った残りを、王都でオークションに懸ける事にしました。カサワドで買おうが王都で買おうが、勝手にして下さい。という事です。あー面倒くさい‼︎


 モリーノに珍しい魔獣が近くに居ないか聞いたら、『オウル達の山の山頂付近にレッドサーペントの番が居るよ。』と言うのでサッと転移して索敵を掛け、サクッと倒して帰って来ました。ついでに付近に居たサーペントの群れも全部倒してインベントリの中です。コレで唐揚げパーティーをしたら美味しいでしょう。2匹目だし、今回は解体だけ頼んで全部引き上げても怒られないよね?


 ルンルンで解体所に行ったら、泣きつかれました。でじゃぶ⁉︎『えぇ〜、なんでぇ〜⁈』と言い返したら、アラン父様が呼ばれて、半分納品する事になりました。『唐揚げ美味しかったのに。革も綺麗だから傷付けずに倒して来たのに…』と愚痴ると、『だからだよ。普通はこんなホイホイと獲って来れないから貴重なの。買い取り金におまけを付けるから納品して下さい。』そんなに真面目に返されると素直に受け入れなきゃならないじゃないですか!…内緒で解体出来ない訳じゃないですけど、サーペントは苦手なんですよね。


 あ、私の防具ですが、格好良く仕上がってました。まだ使っていませんが、インベントリに入れて有ります。サラマンダー討伐とか、行く事があったら使うかも⁉︎


 今日は工房に行きます。魔力蓄石の発注もエルーシャ姉様が管理しているので、無理なく受注しているそうです。魔道具工房と定期的に納品する契約をしたので、基本的に飛び込み不可で、3人は魔力付与をしているそうです。『今は3人だけですが、卒業生や、学園で学んだ後輩達からも付与の出来る人達が増えていくでしょうから、今、頑張って業績を積み上げているんです!』と、3人で張り切っているのを見ると嬉しくなります。


 エルーシャ姉様から、『商業ギルドから連絡が入ってます。教会からポーチがだいぶ集まって来ているそうです。』と報告されたので、今日の私のお仕事はギルドに出向いて空間の付与です。部屋に入って数を確認すると、王都地域の数が55個とやたらに多いのですが、上限を覚えていないのでしょうか?私はサルカンドなら兎も角、王都を特別扱いするつもりはありません。まぁ、規定数だけ付与して残りは次に回しましょう。サクサクと各地域のポーチに付与して行くと、あの子爵家の領地のポーチ10個だけ、魔石入りのタグが付いてません。魔石が無くては空間の付与が出来ないので、コチラも弾いておきました。


 私の住んでいるサクラメント国は2公爵1侯爵1辺境伯3伯爵プラス王家で8区域に分かれています。その下に子爵家と男爵家が付くのですが、領地の管理委託された法衣貴族なので、地域に拠って数が違います。なので、今回は区域毎で上限を決めて有ります。王家と侯爵家と伯爵家は20個。公爵家と辺境伯家は30個。私1人で最大、1月に190個も付与するんですよ!有りえないでしょ⁉︎


 侯爵領の子爵家の領地の教会からだけポーチのみで、魔石がない為今回は180個に付与して終わりです。ギルマスに報告して確認してもらい、金貨270枚をカードに入金してもらいました。念の為、『今回弾かれた10個に関して、次回に上乗せはしません。今回は終了したので追加も受け付けません。』と伝えてもらう事にしました。侯爵家には、『其方の不備で無駄足を取らされた!』と大袈裟に煽って伝えてもらえるようにお願いしておきました。あの子爵家のやらかしはまだ記憶に強く残ってますから、ギルマスがとても良い顔で了承してくれましたよ。


 私はギルマスと相談した結果、最初の予定の4倍の容量になる2M✖️2Mの空間を付与したので、売値としては金貨5枚ぐらいでも安いと言われました。このポーチは手数料として銀貨5枚がギルドに支払われます。元のポーチ材料費と魔石代、加工賃を足した原価がたぶん、金貨2枚と銀貨5枚ぐらい。かかっても金貨3枚は行かない筈なので、充分に教会の利益は出ると思います。…因みに私以外が空間付与するなら、同じ大きさで金貨5枚は取られるとギルマスが呆れてました。教会への慈善活動が目的ですからね。当然、期間限定の。


 今回のポーチは1年間で6回だけ引き受けました。回復と結界の付与魔石の件も有るので、負担が大きいとギルマスが心配して交渉してくれたのです。それでなくてもシスター達と仲の良い私は、教会でも可愛がられていますから、『こんな大きい話にしてしまって申し訳ありません。』と既に謝られてます。女神様とお話しするなら王都に行かずとも、サルカンドの教会で充分ですから、サルカンドの教会の一人勝ちで良いと私も思っているんですがね。


 付与を終えて、ちょっと疲れたから美味しい、甘い物でも食べに行きたいなぁ。と思いながら歩いていると、授業が終わったミラードがお友達と帰って来る処に行き合いました。露店で小さなホットケーキにジャムを挟んだような焼き菓子と飲み物を買ってあげて、広場で食べる事にしました。ミラード達の話しを聞いていると、『工房に入りたいのですが、どうすれば良いですか?』と聞かれました。『魔石付与が出来ないと難しいかな?』と答えると、『初級学校だけでは無理ですか?』と更に聞かれ、『付与魔石の魔法は上級学校に上がらないと教わらないでしょう⁉︎ うちの工房は魔石付与が仕事だから、魔力操作をきちんと出来ないと入れないよ。』と答えました。


 ミラードに聞くとうちの工房は高給で有名らしく、ミラードも上級生から時々聞かれる事があるそうです。『身近な生活魔法から身に付けると良いよ。冒険者になったとしても便利だからね。』と参考までに伝えると、キョトンとされました。基本魔法の殆どが生活魔法に含まれていて、更にクリーンの魔法が大切と、魔法の説明をしていると、項垂れていて子も顔を上げて、『生活魔法をマスターして上級学校を目指します!』と拳を突き上げました。焼き菓子も食べ終わり、話もひと段落付いたようなので、ミラードと一緒に帰りました。


 後日、回復と結界の魔石を納品しにギルドに行った時、ポーチの話しのその後を聞きました。心配した通りに王都と侯爵領の教会からクレームが来たそうです。ギルマスは『此方は善意でお引き受けしたのですが、その契約を守らなかったのは其方ですよね?契約を破ると言うのでしたら、今後は一切受け付け出来ませんが、それでよろしいのですね?』と契約書を盾に返答したそうです。付与しなかったポーチも一緒に送り返したそうで、最初は『不良品が送り付けられた!』と威張っていたそうですが、ギルマスの返答に慌てて契約書を見直して謝ってきたとの事。でも、子爵家の領地の教会からは、『手数料として1個に付き銀貨5枚も取るんだから、その中に魔石代も含まれていると思っていた。それに、うちの地域では何故か魔石の値段が上がっていて、とてもじゃないが10個も用意出来ない。』と逆ギレされたそうです。


 『一角兎で銀貨1枚ですよね?私の嫌いなGでも銅貨5枚ぐらいだったと思うのですが、どんな大きい魔石を用意するつもりだったのでしょうか?サルカンドで用意したタグの見本の大きさだと、そんなに大きい物は入らないと思うのですが?』とギルマスに尋ねると、侯爵領の冒険者達が頑張ってはいるらしいのだが、何故か、子爵家の領地の依頼を渋る者が多くて、領内に魔獣は多いのだが討伐数が少ないので、魔石の値段が上がったそうです。あ!私、あの地のGや一角兎を討伐しても全部サルカンドに納品しているし、サルカンドの冒険者達なら討伐依頼を受けないかも⁉︎


 次回も魔石を用意出来ないのならば、その分銀貨1枚で魔石を売る事にしたそうです。ポーチの数が集まったとしても2ヶ月後になる予定ですけどね。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] この話だけでなく、『!?』の記号の不自然な使用 を見受けます (e.g. 『無事に⁉︎ハリシエダ様を…』、『Gの存在が有難い⁉︎です』、等)。 『!?』の記号には、驚き や、ちょっと…
[一言] 目に余る対応で神罰落とせるマトモな神が居るなら態々好いてもいない相手と婚約しなくてもいいと思うけどね。
2022/02/09 23:15 退会済み
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