表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

29/38

29

今回は、少し短めです。

「お嬢様、帰りますよ。」

「いやじゃ、わらわは帰りとうない。」

「いえ、だめです。」

「いやじゃ。」

「だめですって。」

「い・や・じゃ。」

「だめですから、もう1週間も帰ってないのですよ。流石に黙って出て来ているのですから、いい加減に戻らないと捜索隊が編成されますって。」

「それでもいやじゃ。」

「1度帰ってから正式にこちらに来る手続きをすれば、もう少し長くいることも出来ますし、フォル様に住宅などの依頼も出来るようになるでしょう。」

「むぅ、本当じゃなミッシェル。」

「ええ。」

「本当に本当じゃな。」

「ええ、そう出来るように尽力致します。」


今2人のやり取りは、俺の家の、しかも俺の前でされているのだ。

夕食を提供した翌日まではよかったのだが、ミッシェルさんがルシールさんに帰ることをきりだしてから、毎日このようなやり取りをしているのだ。

ルシールさんの理由としては、

このような料理が食べれなくなるのがいや。

ここの宿の方が、城での生活より快適。

と、いったものだ。

対して、ミッシェルさんの理由としては、

誰にも告げずに出て来ているので、帰らないと。

お金をそこまで持ってきてないのだから、長くは居れない。

というのが昨日までの理由だったのだが、流石に1週間ともなれば、捜索隊が結成されてもおかしくはないと、俺でも納得出来る理由が出て来たので、ルシールさんも折れざるをえなくなったようだ。


急にルシールさんが俺の方に振り返り、

「フォル、1度帰ってくるでな、わらわの家を作る場所を確保してもらえるかな?」

寂しそうな顔をして、俺に聞いてきたので、


「わかりました、準備しておきますよ。建物は、ルシールさんがまた来たときに要望などをお聞きしましょう。」

「たのむぞ、それまでには、いろいろと考えておくでの。」

ルシールさんは、キラキラとした眼で俺を見つめ、更に凄く可愛らしい笑顔を俺にむけてきた。

その素振りに、内心ドキッとしながらも、極力顔に出さないように、


「お、お手柔らかに。」

「頼んだ。それではミッシェル行こうかの。」

ルシールさんは、颯爽と玄関に向かいだしたが、そこにミッシェルさんが申し訳なさそうに、


「あの~、お嬢様?」

「なんじゃ?」

「お話が終わって、帰ろうとするのはいいのですが、まず、フォル様に例の海岸まで送っていただかないと、我々では何日かかるかわからないのですが。」

「・・・・・・」

ルシールさんは、顔を真っ赤にして戻ってきた。

「わ、解っておったわ、や、宿に、に、荷物があると思っての、じゅ、準備に向かおうと、お、思ってたのじゃ。」

その光景にいたたまれなくなった俺は、


「宿の精算もあるでしょうから、いつでも出発出来るように、準備しておきますよ。今から出発すると、海岸辺りで昼食を取らないといけないでしょうしね。」

「さすが、フォル様です。お料理などお願いします。」

「わかりました。」

「う~、頼んだぞ。」

「ええ、ルシールさん。」

ルシールさんは、駆け出すように玄関に向かっていった。


それじゃあ、昼食を準備しようかな。

手頃なものがいいだろうから、サンドイッチにしようと思う。


レタスサンドと、玉子サンドに、フルーツサンド、あとは、カツサンドあたりでいいかな。


まずは、レタスを手でちぎる。

包丁で切ってもいいのだが、手でちぎった方が美味しくなっているような気がするのだ。

レタスに、ハムとチーズを合わせる。

パンにバター、マヨネーズを塗り、チーズ、ハム、レタス、チーズ、パンの順番に重ねる。

これを2斤分。

玉子サンドだが、ゆで玉子を作り、それを細かければ潰し、マヨネーズを和える。それに更に粗く潰したゆで玉子を加える。これをバターを塗ったパンで挟んだものと、溶き卵に砂糖を加え、甘めにしたものをふっくらに焼いた卵焼きを挟んだものを作る。

これは、1斤ずつ。

フルーツサンドは、ブドウに、リンゴ、キウイフルーツをたっぷりの生クリームとサンドする。

斜めにカットした時の見た目を考えて果物を配置していく。

フルーツサンドは2斤。


トンカツは、揚げたものをアイテムボックスに保管してあるからソースに浸けて、千切りキャベツをのせて、パンで挟む。

カツサンドは、3斤作成した。


当然のこしていくルシアや母さん用の昼御飯も置いていかないと。


盛り付けと弁当の準備がちょうど終わったところで、急に玄関の扉が空いた音がした。


「フォル、迎えに来たぞ。さあ、行こうではないか。」

「すいません、フォル様、お嬢様、はしたないですよ。」

ミッシェルさんは、本当申し訳なさそうに俺に頭を下げているのに対して、ルシールさんは、ミッシェルさんにそっぽをむいている。

それに、俺が苦笑いをしていると、

「フォル様、申し訳ないですが、あの海岸までよろしくお願いいたします。」

ミッシェルさんは、さらに頭を下げてきた。


「ええ、準備は出来てますから、すぐに出発しましょう。」

俺達は、海岸に向けて出発したのだった。


書きためしておいたものがついになくなりました。なんとか継続して出せるようには頑張りたいと思いますが、リアルが忙しくて、もしかすると遅れるかも知れませんが、暖かい眼で見ていただきますよう、お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ