表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

25/38

25

今回は、短めです。

ちょっとした、つなぎの話です。

「魔王様、魔王様。急ぎ、急ぎご報告したいことがあります。」

しっかりと甲冑を着こんだ騎士が駆け込んできた。


ここは、魔人族のクラウン王国、王都ベルジュバイド


「なんじゃ、騒々しいのである。」

そして、この人が魔人族の王、ドレイク・ラジャーノ・リリニヨン・グラーグル・ロル・コレニム・ロドリゲス・ダーダルロ・ンペリニヨ・ワーボ・サイドレー・グリップ・デンエ・クルクール・メタスというなっがい名前の王なのだが、本人も長いからフルネームで自己紹介しないぐらいである。


「はっ、実はかの森に切り開かれた場所が出来ているようだという報告が上がっております。」

「なに?今は、どこの国も開拓を申請していなかったので、あるな?宰相よ。」

「はい魔王様、私めもそのように確認しております。」

「しかし、どこの国が、うーんわからないので、あるな。」

「その方、切り開かれた場所はどの辺りだ?」

「はっ、森の中央部よりは人族側には近いところでありますが、人族の国からしたらかなりの中央部よりかと。」

「魔王様、少し前に人族は開拓に失敗しておりまする上、さすがに人族ではないかと。」

「そうであるな、で、あるならどこぞの国よ。」

「人族の隣の国の、樹人族(エルフ)でしょうか?」

「うーん、やつらとてそうそう問題になりそうなことをやりそうにないのである。」

「それでは、土人族(ドワーフ)、それとも獣人族。」

「それも考えにくいのである。土人族が開拓するのであれば、鉱石がありやすそうな山付近になるのである。獣人族であれば我が国と同じく遠すぎるのであるな。」

「それでは誰が?」

「それはわからないのであるな。引き続き警戒するのであるぞ。」

「わかりました、魔王様。その方聞いておったな、続き警戒し、逐一報告を行うのだ。」

「はっ、それでは失礼致します。」

騎士は、直ぐにとってかえした。


「この話は、あやつにだけには聞かせられないな。」


「・・・・・」


一方で、ここは人族の魔人族との争いを行っている最前線にある街、オーケアニス


(コンコンコン)

「なんだ、はいれ。」

「はっ、失礼致します。」

「どうした?」

「将軍、報告申し上げます。」

「なんの報告だ?」

「はっ、魔人族の方で何かあったようです。」

「何かとはなんだ?」

「はっきりとはわからないのでありますが、急ぎ行動している部隊があるようで、何かの準備をしているとの報告を承けております。」


切り開かれた角度が、人族の領地側からは見えなかったのである。


「もしかすると、大規模な戦闘を開始する準備をしているのかもしれないな、こちらも防衛出来るように準備を開始しなければなるまいな。」

「将軍、それでは直ぐに準備を開始いたしますか?」

「いや、魔人族どもは一部の部隊のみだろう、とりあえず物資の準備だけ開始しろ。食料は、出来るだけ保存が効くものだけにしろよ。今はそんなに予算が残っておらん。王国には、追加予算の請求はしておくが、すぐにおりてこんだろうし、おりてきたとしてもある程度成果も必要になるな。」

「では、どのように?」

「そうだな、食料の備蓄量を3割位増やすのと、ポーションなど薬の備蓄に、矢などの整備を行うしかあるまい。あくまでも、通常の延長上いないでな。住民に要らん心配もかけれんし、露骨に準備を進めれば、一部の商人は寄り付かなくなり、物価が上がってしまうからな。」

「わかりました、そのように進めさせます。ただ、魔人族の方はいかがいたしましょう?」

「とりあえずは、監視を続けるしかあるまい。一応王都には伝令を走らせておけ。」

「わかりました。すぐに伝令を走らせます。それでは失礼します。」


将軍に連絡を終えた兵士、将軍に直接話をしに来るぐらいであるので、当然のごとく団長クラスである。

その彼が、将軍から受けた命令だけを行うなど、考えられない。


伝令、食料の備蓄の他、薬師や鍛治師の増員、税収の確保に向けた商人の誘致等々、様々な事業に動き出すのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ