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第五十九話


「はい。どうぞ。」


「お、ありがとう。」


リシュだった。気が利くな。リシュの顔をちらっと見ると耳には見慣れないイヤリングをしていた。


「ジンも変な事言わないでほしいわね。まったく、結婚式の二次会じゃないんだから。」


「ははっ。そうだな。」


「そういうのはまだ早いっていうか何ていうか…。」


リシュが何かゴニョゴニョ言っているようだがよく聞き取れない。スルーしておこう。


「結構人集まったんだな。」


「それなんだけど、今回の送別会に乗じて新アクセサリーのお披露目も兼ねてるの。」


「あぁ、なるほど。もしかしてそのイヤリング、新作のやつ?お披露目会はリシュの案?」


「うん。丁度いいかなと思って。リリカにお願いして装飾品に興味がある人にも声掛けしてもらったの。」


「似合ってるね。即売会も兼ねてる感じ?」


「ありがと。昨日の今日だから販売できる数は少ないけどね。でも慣れてきたのか後半はすごいスピードで作ってたよ。さすが名工ジンだね。」


「全部手作りだもんなぁ。ジンがそう呼ばれる日も近いかもね。」


「一応、今日の売上の一部を明日もらえることになってるから路銀の足しになると良いね。」


「しっかりしてるな。」


「デザイナー兼プロデューサーだからね。当然でしょう?」


「そうだな。成功を祈ってるよ。」


「期待しましょ。じゃあ私は他の人にも挨拶してくるわね。ついでに営業も。」


「くれぐれも押し売りはするなよー。」


「しませんからっ!」


 リシュはグラス片手に手持ち無沙汰にしている客から声をかけにいったようだ。あいつ営業スキルもあるのか。こっちの世界にきてから吹っ切れて何でも出来るようになったのかな。俺は営業苦手だし、こういうのはリシュに任せるとしよう。俺はサポート役に徹する方が好きだ。縁の下の力持ちと言うか影で暗躍すると言うか…。


「さーて、俺もまずは食うかな。」


 リシュに取り分けてもらった分じゃ全然足りない。サッと食ってあいつらに負けないように取りに行こっと。




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